乱戦の末にキーズを倒したガウフが2年連続3度目の4強入り「乗り越えることができてうれしい」 [フレンチ・オープン]

写真は逆転勝利でベスト4進出を決めたココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)が自国の先輩である第7シードのマディソン・キーズ(アメリカ)に6-7(6) 6-4 6-1で逆転勝利をおさめ、2年連続3度目のベスト4進出を決めた。

 雨のため屋根を閉じて試合を行うと知ったガウフはテンションが低めのラケットを用意して試合を始めたが、1-4とリードされた時点で硬めに張ったものと交換したことでリズムを掴みだした。

 挽回しながらもタイブレークの末に第1セットを落としたガウフは4-1から2度連続でサービスダウンを喫した直後に相手のサービスゲームを破って第2セットを取り返し、第3セット第1ゲームをブレークしたあと2-1から最後の4ゲームを連取して2時間11分で試合を締めくくった。

 ふたり合わせてダブルフォールト14本(ガウフ:10本、キーズ:4本)を含むアンフォーストエラー101本(ガウフ:41本、キーズ:60本)を量産した乱戦となったが、「今日のような厳しい試合を乗り越えることができたのは本当に大きな意味がある」とガウフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「決して簡単な試合じゃなかったけど、乗り越えることができてとてもうれしい。また準決勝に勝ち進めて凄く興奮している。まだやるべきことがたくさんあるけどね」

 2022年大会準優勝者のガウフは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した世界ランク361位のルイ・ボワソン(フランス)と対戦する。

 ボワソンは第6シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)を7-6(6) 6-3で退け、第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)に対する4回戦に続く金星を挙げてグランドスラム本戦デビューの大会で4強の舞台に辿り着いた。

 30歳のキーズは1月のオーストラリアン・オープンでグランドスラム初制覇を果たしていたが、四大大会での連勝は「11」でストップした。

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写真◎Getty Images

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