元世界21位の35歳エバンズが1回戦でティアフォーを倒す番狂わせ「こんな日があるからこそ僕はプレーを続けている」 [ATPロンドン]

写真はフランシス・ティアフォー(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「HSBC選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/6月16~22日/賞金総額252万2220ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、ダニエル・エバンズ(イギリス)が第5シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を7-5 6-2で倒す番狂わせを演じた。

 世界ランクを199位まで落としているためワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した35歳のエバンズは5-5から2度目のブレークに成功して第1セットを先取し、第2セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間34分で今季最大の勝利をもぎ取った。

 2023年9月にデビスカップのグループステージで当時世界12位のアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-1 2-6 6-4で破ったエバンズは、それ以来続いていたトップ20の選手に対する連敗を「7」でストップした。

「彼がトップ20の選手だとは把握していなかったけど、とてもいい選手なのは知っていた。いいテニスができてうれしい。久し振りだし、滅多にないことだからね」と元世界21位のエバンズは試合後に語った。

「このような日があるからこそ僕はプレーを続けている。ここまでのところ長い1年だった。ツアー下部大会でプレーしてきたけど、だからこそグラスコートで少しでも勝利を掴みたいと思っている」

 シードダウンを演じたエバンズは次のラウンドで、ブランドン・ナカシマ(アメリカ)とジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第4シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、第8シードのヤクブ・メンシク(チェコ)、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)、ジェイコブ・ファーンリー(イギリス)、予選勝者のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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