アルカラスがキャリア最長のマッチ18連勝で2年ぶりの優勝「期待はしていなかった」 [ATPロンドン]

写真は2年ぶりの優勝を飾ったカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「HSBC選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/6月16~22日/賞金総額252万2220ユーロ/グラスコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がイリ・ラフェチュカ(チェコ)を7-5 6-7(5) 6-2で振りきり2年ぶりの優勝を飾った。

 22歳のアルカラスがツアーレベルでタイトルを獲得したのは3大会連続で今季5度目となり、通算21勝目(準優勝6回)を挙げた。クレーコートシーズンのローマとフレンチ・オープンで栄冠に輝いたアルカラスは、キャリア最長の連勝を「18」に伸ばした。

 5-5から初のブレークに成功して第1セットを先取したアルカラスはすべてサービスキープで進んだ第2セットをタイブレークの末に取り返されたが、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って2時間8分で勝利を決めた。

 ふたりはこれが3度目の対決だったが、グラスコートで連勝したアルカラスが2勝1敗と勝ち越した。ラフェチュカは2023年の同大会2回戦でアルカラスに2-6 3-6で敗れたが、今年2月のドーハ準々決勝では6-3 3-6 6-4で雪辱していた。

「この大会は僕にとって本当に特別なものだ。ふたたびトロフィーを掲げることができてうれしい」とアルカラスは試合後に語った。

「とにかくいいテニスをしてグラスコートに慣れることを考えていたから、特に期待はしていなかった。多くの友人や家族が来てくれたおかげでコートを離れても本当に心地よく過ごすことができたよ」

 続いて行われたダブルス決勝では、第4シードのジュリアン・キャッシュ/ロイド・グラスプール(ともにイギリス)がニコラ・メクティッチ(クロアチア)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)を6-3 6-7(5) [10-6]で倒して今季3勝目を挙げた。


男子ダブルスで地元優勝を飾ったジュリアン・キャッシュ(イギリス/右)とロイド・グラスプール(イギリス)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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