シフィオンテクがグラスコートシーズン初戦でアザレンカを退けツアーレベルのマッチ300勝目「今はできるだけグラスコートでプレーしたい」 [バート ホンブルク・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「バート ホンブルク・オープン」(WTA500/ドイツ・ヘッセン州バート ホンブルク/6月22~28日/賞金総額106万4510ドル/グラスコート)の女子シングルス2回戦で、第4シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が予選勝者のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を6-4 6-4で倒してベスト8に進出した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、シフィオンテクはこの試合がグラスコートシーズン初戦だった。

 1-4から5ゲームを連取して第1セットを先取したシフィオンテクは第2セット2-1からブレークバックを許したが、第7ゲームでふたたび突き放すと残りのサービスゲームをきっちりキープして1時間36分でツアーレベルのマッチ300勝目を挙げた。

 最終ゲーム15-30の場面でシフィオンテクがトスをやり直そうとした際、アザレンカが「彼女(シフィオンテク)は劣勢になると許される以上の時間をかけるし、審判もチェックしない」と主審にアピールする場面があり物議を醸した。

「最初の数ゲームは本当にいいプレーをしていたし、ブレークのチャンスもあったけどできなかった。少し集中力が足りていなかったかもしれないけど、自分ができることをやり続けようと思った。最終的にいい試合ができた」とシフィオンテクは試合を振り返った。

「グラスコートで試合をしたのは今季初だったけど、このような大会で1回戦がBYEになるのは必ずしもいいことじゃない。今はできるだけグラスコートでプレーしたいから」

 シフィオンテクは次のラウンドで、第8シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマリア・サカーリ(ギリシャ)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)&第2シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)&第5シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)が8強入りを決め、ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)はラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のアシュリン・クルーガー(アメリカ)を6-1 6-4で破って2回戦に駒を進めた。

 ペグラが予選勝者のカテリーナ・シニアコバ(チェコ)を6-2 6-3で下し、パオリーニはレイラ・フェルナンデス(カナダ)に7-6(8) 7-6(6)で競り勝ち、ナバーロは元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)を6-4 6-4で退けた。

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写真◎Getty Images

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