世界2位ガウフはフレンチ・オープン優勝後にグラスコートで2連敗、イエストレムスカが金星 [ウインブルドン]

写真はココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)がダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)に6-7(3) 1-6で敗れる番狂わせが起きた。

 競り合いとなった第1セットをタイブレークの末に先取したイエストレムスカは第2セット第1ゲームでブレークに成功し、2-1から最後の4ゲームを連取して1時間19分で金星を挙げた。

 同大会に5年連続6度目の出場となる21歳のガウフは、3度(2019年、21年、24年)のベスト16が最高成績。第2シードで臨んだ昨年は、4回戦でエマ・ナバーロ(アメリカ)に4-6 3-6で敗れていた。

 フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で2度目のグランドスラム制覇を果たしたガウフは前哨戦のベルリン(WTA500/グラスコート)でも初戦敗退に終わっており、今年のグラスコートシーズンを0勝2敗で終えた。

 シードダウンを演じたイエストレムスカは次のラウンドで、元世界ナンバーワンのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を6-2 2-6 6-1で破って勝ち上がった予選勝者のアナスタシア・ザハロワ(ロシア)と対戦する。

 そのほかの試合では第10シードのナバーロ、2022年大会チャンピオンで第11シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、第28シードのソフィア・ケニン(アメリカ)、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)、ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)、ヘイリー・バティスト(アメリカ)らが2回戦に駒を進めた。

 第27シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)は予選勝者のエルサ・ジャクモ(フランス)に7-6(7) 1-6 4-6で逆転負けを喫し、初戦で姿を消した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、Ret.は途中棄権

大会2日目◎7月1日|主な試合結果

女子シングルス1回戦

○69ヘイリー・バティスト(アメリカ)6-7(0) 6-1 6-2 ●70ソラナ・シルステア(ルーマニア)

○75キャロライン・ドラハイド(アメリカ)6-2 6-2 ●76アランチャ・ラス(オランダ)

○77ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)6-3 6-2 ●78ジュ・リン(中国)

○80エマ・ナバーロ(アメリカ)[10] 6-3 6-1 ●79ペトラ・クビトバ(チェコ)[WC]

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○90エルサ・ジャクモ(フランス)[Q] 6-7(7) 6-1 6-4 ●89マグダ・リネッテ(ポーランド)[27]

○92ベリンダ・ベンチッチ(スイス)6-0 6-3 ●91アリシア・パークス(アメリカ)

○112エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)[11] 6-2 6-1 ●111エリナ・アバネシアン(アルメニア)

○117ユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)1-6 6-3 6-1 ●118フランチェスカ・ジョーンズ(イギリス)[WC]

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○121ソフィア・ケニン(アメリカ)[28] 7-6(5) 6-2 ●122テイラー・タウンゼント(アメリカ)[Q]

○123ジェシカ・ボウサス マネイロ(スペイン)6-3 3-2 Ret. ●124エラ・ザイデル(ドイツ)[Q]

○126アナスタシア・ザハロワ(ロシア)[Q] 6-2 2-6 6-1 ●125ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)

○127ダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)7-6(3) 6-1 ●128ココ・ガウフ(アメリカ)[2]

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写真◎Getty Images

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