ジョコビッチがグラスコートシーズン初戦でミュレーに4セットで勝利 [ウインブルドン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がアレクサンドル・ミュレー(フランス)を6-1 6-7(7) 6-2 6-2で振りきりグラスコートシーズン初戦を勝利で飾った。

 1ゲームしか落とさず第1セットを先取したジョコビッチはすべてサービスキープで進んだ第2セットをタイブレーク5-2から挽回された末に落としたが、続く2セットで2度ずつ相手のサービスゲームを破って3時間19分で試合を締めくくった。

 同大会に5年連続20回目の出場となる38歳のジョコビッチは、これまでに7度(2011年、14~15年、18~19年、21~22年)タイトルを獲得。右膝の手術から復帰して第2シードで臨んだ昨年は、2年連続同一カードの決勝でカルロス・アルカラス(スペイン)に2-6 2-6 6-7(4)で敗れていた。

 3年ぶりの王座奪回を目指すジョコビッチは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)同士の1回戦でジェイ・クラーク(イギリス)を6-1 7-5 6-2で破って勝ち上がったダニエル・エバンズ(イギリス)と対戦する。

 そのほかの試合では第10シードのベン・シェルトン(アメリカ)、第19シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、マルコス・ギロン(アメリカ)、38歳のガエル・モンフィス(フランス)、ライリー・オペルカ(アメリカ)、リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のマートン・フチョビッチ(ハンガリー)、ワイルドカードで出場したジャック・ピニントン ジョーンズ(イギリス)が2回戦に駒を進めたが、第29シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)とブ・ユンチャオケテ(中国)の試合は第3セット終了後に日没順延となった。

 第18シードのユーゴ・アンベール(フランス)は自国の先輩であるモンフィスに4-6 6-3 7-6(5) 5-7 2-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)

大会2日目◎7月1日|主な試合結果

男子シングルス1回戦

○9グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)[19] 6-2 6-3 6-4 ●10西岡良仁(日本/ミキハウス)

○17ベン・シェルトン(アメリカ)[10] 6-4 7-6(1) 7-6(4) ●18アレックス・ボルト(オーストラリア)[Q]

○19リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)6-3 6-1 6-1 ●20ダビド・ゴファン(ベルギー)

○22マートン・フチョビッチ(ハンガリー)[LL] 6-3 6-7(5) 6-1 5-7 6-4 ●21アレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ)

○23ガエル・モンフィス(フランス)6-4 3-6 6-7(5) 7-5 6-2 ●24ユーゴ・アンベール(フランス)[18]

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25ブランドン・ナカシマ(アメリカ)[29] 6-4 4-6 7-6(1) 順延 26ブ・ユンチャオケテ(中国)

○28ライリー・オペルカ(アメリカ)6-3 7-5 7-6(4) ●27アレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)

○44ジャック・ピニントン ジョーンズ(イギリス)[WC] 7-6(4) 6-3 7-5 ●43トマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)

○45マルコス・ギロン(アメリカ)7-6(6) 7-6(4) 6-3 ●46カミーロ・ウーゴ カラベリ(アルゼンチン)

○64ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[6] 6-1 6-7(7) 6-2 6-2 ●63アレクサンドル・ミュレー(フランス)

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写真◎Getty Images

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