フリッツがダビドビッチ フォキナを4セットで振りきりベスト16に進出 [ウインブルドン]

写真はテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の男子シングルス3回戦で、第5シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が第26シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-4 6-3 6-7(5) 6-1で振りきりベスト16に進出した。

 2セットを連取したフリッツは5-4からサービング・フォー・ザ・マッチでブレークバックを許すとタイブレークの末に第3セットを落としたが、第4セット0-1から最後の6ゲームを連取して3時間12分で勝利を決めた。

 同大会に5年連続9度目の出場となる27歳のフリッツは、2022年と24年のベスト8がこれまでの最高成績。第13シードで臨んだ昨年は、準々決勝でロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に6-3 6-7(5) 2-6 6-3 1-6で敗れていた。

 グラスコートの前哨戦3大会でプレーしたフリッツは、ATP250のシュツットガルトとイーストボーンでタイトルを獲得するなど8勝1敗と好成績を残した。

 フリッツは次のラウンドで、ルチアーノ・ダルデリ(イタリア)を6-4 6-4 3-6 6-3で破って勝ち上がったジョーダン・トンプソン(オーストラリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第14シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が予選勝者のアドリアン・マナリノ(フランス)を7-5 6-2 6-3で退け、キャメロン・ノリー(イギリス)はマッティア・ベルッチ(イタリア)を7-6(5) 6-4 6-3で倒してそれぞれ16強入りを決めた。

 4回戦ではルブレフが大会3連覇を目指す第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)とヤン レナード・ストルフ(ドイツ)の勝者と、地元イギリスのノリーは18歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル)と予選から勝ち上がってきたニコラス・ジャリー(チリ)の勝者と顔を合わせる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Qは予選勝者

大会5日目◎7月4日|主な試合結果

男子シングルス3回戦

○65テイラー・フリッツ(アメリカ)[5] 6-4 6-3 6-7(5) 6-1 ●72アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)[26]

○78ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)6-4 6-4 3-6 6-3 ●75ルチアーノ・ダルデリ(イタリア)

○109キャメロン・ノリー(イギリス)7-6(5) 6-4 6-3 ●107マッティア・ベルッチ(イタリア)

○113アンドレイ・ルブレフ(ロシア)[14] 7-5 6-2 6-3 ●117アドリアン・マナリノ(フランス)[Q]

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写真◎Getty Images

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