地元イギリスのノリーがシードダウンを演じて3回戦へ「今のほうがのびのびとプレーできる」 [ウインブルドン]

写真は2回戦でシードダウンを演じたキャメロン・ノリー(イギリス)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、キャメロン・ノリー(イギリス)が第12シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を4-6 6-4 6-3 7-5で倒す番狂わせを演じた。

 第5ゲームでサービスダウンを喫して第1セットを落としたノリーは4-4のサービスゲーム0-40からキープしたあと相手のサービスゲームを破って第2セットを取り返し、続く2セットをワンブレーク差で連取して2時間56分で勝利を決めた。

「オープンコートができた状況で打った2つのショット(第2セット4-4の15-40と30-40)があったけど、どちらも決められなかった。あれが大きなターニングポイントだった。彼の集中力と自信が格段に上がり、プレーもかなりよくなった」とティアフォーは悔しさを滲ませた。

「どこに打っても大丈夫だったのに入れることができなかった。あれは辛かった…」

 2022年大会で4強入りした実績を持つノリーは同年9月に世界ランク自己最高の8位をマークしたが、昨シーズンのケガによる戦線離脱もあり4月には一時90位台(現在は61位)まで落としていた。

「信じられないような試合だった。全体的に完璧だった。サービスも動きもよく、以前はうまくできなかったドロップショットにも対処できた。スライスを使って前に出るプレーもよかったし、冷静にプレーできた」とノリーは試合を振り返った。

「ケガをして勝てない時期もあったけど、それでも自分を信じる強さを取り戻すのはいいことだと思う。今の僕にとって今日の試合はアンダードッグとしてのびのびプレーできるから、プレッシャーを感じていた以前よりもずっと楽なんだ」

 地元イギリスのノリーは次のラウンドで、第23シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)を7-6(4) 6-1 7-5で破って勝ち上がったマッティア・ベルッチ(イタリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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