サムソノワを倒した2018年ジュニアの部優勝者シフィオンテクがウインブルドンで初めて準決勝に到達

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス準々決勝で、第8シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第19シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)を6-2 7-5で倒して初のベスト4進出を果たした。

 オープニングゲームで15-40からキープしたシフィオンテクは2-2から7ゲームを連取したあと第2セット3-1と4-2からブレークバックを許したが、6-5からのレシーブゲームで迎えた2度目のマッチポイントをものにして1時間49分で勝利をもぎ取った。

 同大会に5年連続6度目の出場となる24歳のシフィオンテクは、2023年に準々決勝まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績だった。3年連続でトップシードとして臨んだ昨年は、3回戦でユリア・プティンセバ(カザフスタン)に6-3 1-6 2-6で逆転負けを喫していた。

 昨年に26勝2敗(パリ五輪を含む)と圧倒的な戦績を残したクレーコートシーズンで結果を残せなかったシフィオンテクは世界ランクを8位まで落としたが、ツアーを2週間離れたあとプレーした大会前週のバート ホンブルク(WTA500)で優勝はできなかったもののグラスコートでは初となる1年以上ぶりの決勝進出を果たして4位まで戻して今大会を迎えている。

 この結果でシフィオンテクは、サムソノワとの対戦成績を5勝0敗とした。グランドスラム大会では昨年9月にUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の4回戦で顔を合わせ、シフィオンテクが6-4 6-1で勝っていた。

 今大会でのシフィオンテクは1回戦でポリーナ・クデルメトワ(ロシア)を7-5 6-1で、2回戦でキャティ・マクナリー(アメリカ)を5-7 6-2 6-1で、3回戦でダニエル・コリンズ(アメリカ)を6-2 6-3で、4回戦では第23シードのクララ・タウソン(デンマーク)を6-4 6-1で破って8強入りを決めていた。

 2018年にジュニアの部でチャンピオンに輝いた実績を持つシフィオンテクは準決勝で、第7シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)とベリンダ・ベンチッチ(スイス)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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