シフィオンテクが初の準決勝進出に大喜び「まだ大会中なのに鳥肌が立った」 [ウインブルドン]

写真は初の4強入りを決めたイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス準々決勝で、第8シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第19シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)を6-2 7-5で倒して初のベスト4進出を決めた。

 オープニングゲームで15-40からキープしたシフィオンテクは2-2から7ゲームを連取したあと第2セット3-1と4-2からブレークバックを許したが、6-5からのレシーブゲームで迎えた2度目のマッチポイントをリターンエースでものにして1時間49分で勝利をもぎ取った。

 試合が終わって主審と握手を交わしたあと、シフィオンテクはベンチに戻らずコートでピョンピョンと飛び跳ねて喜びを表現した。

「最高の気分よ。まだ大会の真っ最中なのに、この勝利で鳥肌が立ったわ。本当にうれしいし、自分を誇りに思う」とシフィオンテクは試合後のオンコートインタビューで語った。

「正直に言って、今年は本当にプレーを楽しむことができている。この調子ができるだけ長く続くよう願っている。このサーフェスでもうまくプレーできるようにかなり頑張って練習を積んできたから」

 昨年に26勝2敗(パリ五輪を含む)と圧倒的な戦績を残したクレーコートシーズンで結果を残せなかったシフィオンテクは世界ランクを8位まで落としたが、ツアーを2週間離れたあとプレーした大会前週のバート ホンブルクで優勝はできなかったもののグラスコートでは初となる1年以上ぶりの決勝進出を果たして4位まで戻して今大会を迎えている。

 2018年にジュニアの部でチャンピオンに輝いた実績を持つシフィオンテクは次のラウンドで、第7シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)を7-6(3) 7-6(2)で破って勝ち上がった2013年大会ジュニアの部優勝者のベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦する。

 ふたりは過去4戦してシフィオンテクが3勝1敗でリードしているが、最後にプレーした2年前の同大会4回戦では2つのマッチポイントを凌いだシフィオンテクの逆転勝利(6-7(4) 7-6(2) 6-3)だった。

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写真◎Getty Images

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