シフィオンテクが過去ベスト8止まりだったウインブルドンで1年以上ぶりの優勝に王手「夢にも思っていなかった」

写真は初の決勝進出を決めたイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス準決勝で、第8シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がベリンダ・ベンチッチ(スイス)を6-2 6-0で退け大会初優勝に王手をかけた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したシフィオンテクはダブルフォールトを2本犯した第2セット第1ゲームで直面した2つのブレークポイントをセーブし、最終的に第1セット4-2から最後の8ゲームを連取して1時間12分で快勝した。

「正直に言って、決勝に進出できるなんて夢にも思っていなかった。だから凄く興奮しているし、誇りに思う。テニスには驚かされ続けているわ」と2023年大会のベスト8が最高成績だったシフィオンテクは試合後のオンコートインタビューで語った。

「まだ若いけど、自分はコートであらゆることを経験してきたと思っていた。それでもグラスコートでいいプレーをしたことがなかったから、本当にワクワクしているし楽しんでいる」

 昨年に26勝2敗(パリ五輪を含む)と圧倒的な戦績を残したクレーコートシーズンで結果を残せなかったシフィオンテクは世界ランクを8位まで落としたが、ツアーを2週間離れたあとプレーした大会前週のバート ホンブルクでタイトルは獲れなかったもののグラスコートでは初となる1年以上ぶりの決勝進出を果たして4位まで戻して今大会を迎えている。

 2018年にジュニアの部でチャンピオンに輝いた実績を持つシフィオンテクは決勝で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-4 4-6 6-4で破って勝ち上がった第13シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)と対戦する。

 ふたりは今回がツアーレベルでの初顔合わせとなるが、ジュニア時代には2016年10月にジュニアフェドカップ(現ビリージーンキングカップジュニア)のファイナルズ決勝で対決してシフィオンテクが6-4 6-2で勝っている。

「彼女(アニシモワ)は素晴らしいプレーをしているに違いない。彼女のプレースタイルはグラスコートに合っている」とシフィオンテクは次戦を見据えた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles