ルードがフレンチ・オープン以来の復帰戦で前回敗れたストリッカーに雪辱「とても厳しい試合だった」 [スイス・オープン]

写真はフレンチ・オープンでのキャスパー・ルード(ノルウェー)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「EFGスイス・オープン・グスタード」(ATP250/スイス・ベルン州グスタード/7月14~20日/賞金総額59万6035ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したドミニク・ストリッカー(スイス)に7-5 7-6(6)で競り勝ちベスト8に進出した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ルードはこれが膝の痛みに悩まされて2回戦敗退に終わったフレンチ・オープン以来の復帰戦だった。

 3-3からサービスダウンを喫した直後に追いついたルードは6-5から2度目のブレークに成功して第1セットを先取し、すべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレーク4-6から最後の4ポイントを連取して1時間44分で勝利をもぎ取った。

 ふたりは2023年10月にバーゼルの2回戦で一度顔を合わせており、ストリッカーが6-4 3-6 7-6(1)で勝っていた。

「とても厳しい試合だった。前にも対戦して負けていたからもちろんリベンジしたいと思っていたけど、彼(ストリッカー)は本当に若くていい選手だ。彼はアグレッシブで怖いもの知らずだから、最初から集中して臨まなければならないとわかっていた」とルードは試合後のオンコートインタビューで語った。

「数週間ぶりの試合だったけど、戻ってくることができてうれしいよ」

 2021年&22年大会チャンピオンのルードは次のラウンドで、第6シードのダビド・ゴファン(ベルギー)とフアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)の勝者と対戦する。この試合はゴファンが第1セットを7-5で先取したが、第2セット4-4の時点で雨により順延となった。

 そのほかの試合ではロマン アンドレス・ブルチャガ(アルゼンチン)がラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のパトリック・ザフラジ(ドイツ)に4-6 6-4 6-1で逆転勝利をおさめ、予選勝者のイグナシオ・ブーゼ(ペルー)は1セットダウンから巻き返してカミル・マイクシャク(ポーランド)を1-6 7-5 6-1で倒し、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。

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写真◎Getty Images

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