ルーネがエムペシ ペリカールを倒して初戦突破「こんなにサービスがよかったのは久し振り」 [ATPトロント]

写真はオルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(ATP1000/カナダ・オンタリオ州トロント/7月27日~8月7日/賞金総額919万3540ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第5シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)がジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)を7-6(7) 6-3で退け夏の北米ハードコートシーズンをスタートした。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、ルーネはこの試合が初戦だった。ルーネは前週のワシントンDCにエントリーしていたが、腰のケガを理由に欠場していた。

 タイブレークの末に第1セットを先取したルーネは第2セット2-1から初のブレークに成功し、残りのサービスゲームをきっちりキープして1時間16分で試合を締めくくった。

 安定したサービスゲームを展開したルーネは一度もピンチに直面することなくすべてキープし、ビッグサーバーのエムペシ ペリカールよりも5本多い12本のサービスエースを決めた。

「こんなにサービスがよかったのは久し振りだ。サービスに関しては細かい調整に取り組んできたけど、いい感じだよ。本当に調子がよかったし、最後まで信頼することができた」とルーネは試合を振り返った。

「彼(エムペシ ペリカール)のビッグサーブが入ればあまりできることはないから、自分のサービスに集中するしかない。それがうまくできたと思う。今日の試合には全体的に満足している」

 ルーネは次のラウンドで、ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)に2-6 6-3 7-5で逆転勝利をおさめて勝ち上がった第29シードのアレクサンドル・ミュレー(フランス)と対戦する。

 この日プレーしたルーネ以外のトップ10プレーヤーは第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がアダム・ウォルトン(オーストラリア)を7-6(6) 6-4で倒し、第3シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)は予選勝者のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を7-5 6-1で下してそれぞれベスト32に進出した。

 男子シングルス1回戦最後の試合では、コランタン・ムーテ(フランス)がジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)を6-2 6-1で破って勝ち進んだ。

 そのほかの試合では第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第10シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第11シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、第14シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、ディフェンディング・チャンピオンで第18シードのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)、第26シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)、第30シードのヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)、第32シードのマッテオ・アルナルディ(イタリア)、トマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)、19歳のラーナー・ティエン(アメリカ)、ライリー・オペルカ(アメリカ)、予選勝者のエミリオ・ナバ(アメリカ)が3回戦に駒を進めた。

 第16シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)がオペルカに6-7(5) 7-6(5) 3-6で、第22シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)がティエンに6-7(4) 5-7で、第24シードのタロン・グリークスプア(オランダ)はエチェベリに4-6 6-7(4)で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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