ミケルセンがキャリア2度目のトップ10撃破で初のマスターズ16強入り「ようやく成果が出始めている」 [ATPトロント]

写真はアレックス・ミケルセン(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(ATP1000/カナダ・オンタリオ州トロント/7月27日~8月7日/賞金総額919万3540ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で第26シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)が第3シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に3-6 7-6(4) 6-4で逆転勝利をおさめ、ATPマスターズ000大会で初のベスト16進出を決めた。

 1-2からサービスダウンを喫して第1セットを落としたミケルセンはタイブレークの末に第2セットを取り返したあと第3セットで0-2とリードを許したが、続く4ゲームを連取して形勢を覆すと残りのサービスゲームを何とかキープして2時間31分で競り勝った。

「僕は体格がいいから攻撃的なテニスをしなければならない。今日は特にそうだ。ロレンツォのような相手にベースラインで時間を与えてはいけない。だから僕は自分から攻め込んでいこうとしたんだ。第2セットと第3セットでは本当にいいプレーができたと思う」とミケルセンは試合後のオンコートインタビューで語った。

「(ATPマスターズ1000大会で)初めて4回戦に進めて本当にいい気分だ。一生懸命努力してきたし、ようやく少し成果が出始めている。いつになるのか不安だったけど、今がそのときじゃないかと思っているよ」

 キャリア2度目の対トップ10勝利を挙げた20歳のミケルセンは次のラウンドで、自国の先輩であるライリー・オペルカ(アメリカ)を7-6(3) 6-3で破って勝ち上がった19歳のラーナー・ティエン(アメリカ)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第5シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第11シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、第14シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、ディフェンディング・チャンピオンで第18シードのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)が16強入りを決めた。

 第10シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第29シードのアレクサンドル・ミュレー(フランス)、第30シードのヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)、第32シードのマッテオ・アルナルディ(イタリア)はそれぞれシード対決に敗れた。

 トップハーフ(ドローの上半分)の4回戦ではズベレフがセルンドロと、ルーネがポプリンと、ルードはハチャノフと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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