ミケルセンが若手アメリカ勢対決の4回戦でティエンに勝利「ここからは未知の領域」 [ATPトロント]

写真はアレックス・ミケルセン(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(ATP1000/カナダ・オンタリオ州トロント/7月27日~8月7日/賞金総額919万3540ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第26シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)がラーナー・ティエン(アメリカ)を6-3 6-3で退けベスト8進出を決めた。

 第2ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したミケルセンは第2セット1-0から一度だけサービスダウンを喫したが、ふたたびリードを奪うと5-3からのレシーブゲームで迎えた2度目のマッチポイントをものにして1時間20分で試合を締めくくった。

 ともにカリフォルニア州の出身で同じアカデミーで何年も一緒に練習してきたふたりは昨年12月に20歳以下で争われた若手男子選手のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」の準決勝で対決して19歳のティエンが2-4 4-2 1-4 4-0 4-1で勝っていたが、ATPポイントがかかった大会では3月末のヒューストン1回戦(ミケルセンが6-4 6-2で勝利)に続いて20歳のミケルセンが2連勝を飾った。

「本当に素晴らしい気分だよ。ここからは未知の領域だ」とミケルセンは試合後のオンコートインタビューで語った。

「僕たちは親しい友人同士で、いつもメッセージなどのやり取りをしているんだ。一緒にたくさん成長してきた。まだそれほど強くなかった時期を経て、2人揃ってマスターズ大会でベスト16に入るまでになった。本当に特別な経験だと思う」

 ミケルセンは次のラウンドで、第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-4 7-5で破って勝ち上がった第11シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。

 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第18シードのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)が第5シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)に4-6 6-2 6-3で逆転勝利をおさめ、第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は6-4 1-0とリードした時点で第14シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)が腹筋の張りを理由に棄権したため勝利が決まり、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。

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写真◎Getty Images

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