大坂なおみがタウソンを倒して産休から復帰後のツアー初優勝に王手 [WTAモントリオール]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000/カナダ・ケベック州モントリオール/7月27日~8月7日/賞金総額515万2599ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で世界ランク49位の大坂なおみ(フリー)が第16シードのクララ・タウソン(デンマーク)を6-2 7-6(7)で振りきり、産休から復帰後のツアー初優勝に王手をかけた。試合時間は1時間45分。

 同大会に2年連続7度目の出場となる27歳の大坂は、2019年準々決勝まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績だった。ワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り2年ぶりに参戦した昨年は、2回戦でエリース・メルテンス(ベルギー)に3-6 4-6で敗れで敗れていた。

 この結果で大坂は、タウソンの対戦成績を2勝0敗とした。両者は1月にオークランド(WTA250/ハードコート)の決勝で一度顔を合わせたが、大坂が第1セットを6-4で先取したあと腹筋のケガを理由に棄権したためタウソンが勝っていた。

 今大会での大坂は1回戦で予選勝者のアリアナ・アーセノー(カナダ)を6-4 6-2で、2回戦で第13シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)を4-6 7-6(6) 6-3で、3回戦で第22シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-2 6-4で、4回戦で元世界11位のアナスタシア・セバストワ(ラトビア)を6-1 6-0で、準々決勝では第10シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-2 6-2で破って初の4強入りを決めていた。

 昨年1月に第一子となる娘の出産を経て復帰した元世界ナンバーワンの大坂は2024年シーズンにビリージーンキングカップとオリンピックを含む19大会でプレーし、22勝18敗(予選を含む)の戦績を残した。

 大坂は最終ラウンドで、18歳のビクトリア・エムボコ(カナダ)と対戦する。ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したエムボコは準決勝で、第9シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を1-6 7-5 7-6(4)で下して勝ち上がった。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles