3回戦突破のアルカラスが今季のツアー一番乗りでマッチ50勝目に到達 [シンシナティ・オープン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「シンシナティ・オープン」(ATP1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月7~18日/賞金総額919万3540ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がハマド・メジェドビッチ(セルビア)を6-4 6-4で下してベスト16に進出した。

 第7ゲームで初のブレークに成功して第1セットを先取したアルカラスは第2セット3-2から一度だけサービスダウンを喫したが、直後にふたたびリードを奪うと最初のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間35分で今季のマッチ50勝目を挙げた。

「彼(メジェドビッチ)がとてもパワフルな選手だというのは知っている。彼のショットを返球するのは非常に難しいし、サービスも強力だ。彼は動かされるのがあまり好きじゃないから、できるだけ走らせるようにプレーするという作戦を立てていたんだ」とアルカラスは試合後に語った。

「彼のボールは本当に速いから難しかったけど、ほぼ全体を通していいディフェンスで対応できていたと思う。勝てて凄くうれしいよ」

 アルカラスは次のラウンドで、第16シードのヤクブ・メンシク(チェコ)が2-6 1-2とリードされた時点で体調不良を理由に棄権したため勝ち上がったラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のルカ・ナルディ(イタリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第9シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、第14シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、第22シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)、フランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)が16強入りを決めたが、男子シングルス3回戦残り2試合は雨により順延または延期となった。

 シード対決ではルブレフが第21シードのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)に6-7(5) 7-6(5) 7-5で逆転勝利をおさめたほか、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と第27シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)の試合は第1セットを6-4で先取したズベレフが第2セット4-4からブレークに成功した直後に雨で中断して決着がつかなかった。

 ボトムハーフ(ドローの下半分)の4回戦ではルブレフがコメサーニャと、ハチャノフがズベレフとナカシマの勝者と、ラフェチュカは延期となった第5シードのベン・シェルトン(アメリカ)とロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)の勝者と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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