パオリーニがクデルメトワをフルセットで振りきり過去5戦全敗のシフィオンテクに対する決勝へ「いい試合になるよう願っている」 [シンシナティ・オープン]

写真はジャスミン・パオリーニ(イタリア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「シンシナティ・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月7~18日/賞金総額515万2599ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)がベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を6-3 6-7(2) 6-3で振りきり、5月のローマ以来となる今季2勝目に王手をかけた。

 3-3から3ゲームを連取して第1セットを先取したパオリーニは5-3から挽回された末に第2セットを取り返されたが、第3セット3-2からブレークしたリードを何とか守りきって2時間20分で勝利をもぎ取った。

 クデルメトワは第3セット2-4からのレシーブゲームでブレークバックのチャンスを3度手にしたが、すべて凌いでリードを広げたパオリーニが最初のサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして試合を締めくくった。

「厳しい試合だった。第2セットの5-3までは順調だったのに、そこから緊張してしまった」とパオリーニは試合を振り返った。

「タイブレークを落としてしまい、自分のテニスをもう一度取り戻さなければならなかった。起こったことを忘れ、もう一度やり直すことが凄く重要だった」

 パオリーニは今季2度目の決勝で、第9シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を7-5 6-3で破って勝ち上がった第3シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。

 ふたりは過去5戦して2024年フレンチ・オープン決勝を含めてシフィオンテクが全勝しており、パオリーニは1セットしか取ることができていない。

「彼女(シフィオンテク)は素晴らしい選手で、常に難しい相手になる。彼女はディフェンスがとてもよく、サービスもいいから厳しい戦いになるでしょうね」とパオリーニは次戦を見据えた。

「だけど決勝なんだからベストを尽くすわ。ここのコンディションは気に入っているから大丈夫よ。いい試合になるよう願っている」

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写真◎Getty Images

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