ジョコビッチがウインブルドン以来のシングルスで19歳ティエンにストレート勝利「タイブレークを取れたのがカギだった」 [USオープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が19歳のラーナー・ティエン(アメリカ)を6-1 7-6(3) 6-2で退け、準決勝で敗れたウインブルドンからの再スタートを切った。

 1ゲームしか落とさず第1セットを先取したジョコビッチはすべてサービスキープで進んだ第2セット4-5からセットポイントをセーブした末にもつれ込んだタイブレークを制し、第3セットでは2度サービスダウンを喫したものの相手のサービスゲームをすべて破って2時間25分で勝利を決めた。

 危なげなかった第1セットとは対照的に20本のアンフォーストエラーを犯した第2セットではフィジカル的に苦しんでいる様子を見せたが、何とか踏み堪えたジョコビッチは3セットで試合を終わらせた。

「奇妙な試合だった。第1セットは20分で終わったが、第2セットは1時間20分もかかってまったく違う展開になった。緊張感のあった第2セットで冷静さを保ち、タイブレークを取れたのがカギだった」とジョコビッチは試合を振り返った。

「それなりにいいスタートを切ることができたと思う。第2セットで長いゲームがいくつかあったけど、フィジカル的にかなりしんどくなって本当に驚いた。2日間休めるのは有難い。ケガなどではないけど、長いポイントのあとに回復するのが難しかったのが少し気になっている」

 マーガレット・コート(オーストラリア)に並ぶ四大大会シングルス最多記録となる24回の優勝を誇るジョコビッチだが、2年前の同大会を最後にタイトルから遠ざかっている。

 2年ぶり5度目の全米制覇を目指すジョコビッチは次のラウンドで、同じ予選勝者のソンボル・ピロシュ(ハンガリー)を6-4 6-2 7-5で破って勝ち上がったザカリー・スバイダ(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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