第1セット終盤から9ゲーム連取でムナールを圧倒したムゼッティがベスト8に進出 [USオープン]

写真はロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第10シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がジャウメ・ムナール(スペイン)を6-3 6-0 6-1で下してベスト8に進出した。

 直面した4度のブレークポイントをすべてセーブしたムゼッティは第1セット4-3から9ゲームを連取するなどムナールを圧倒し、合計7度相手のサービスゲームを破って1時間37分で快勝した。

 同大会に5年連続出場となる23歳のムゼッティは、2022年と24年に3回戦まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績だった。パリ五輪で銅メダルを獲得したあと第18シードで臨んだ昨年は、3回戦でブランドン・ナカシマ(アメリカ)に2-6 6-3 3-6 6-7(4)で敗れていた。

 6月のカルロス・アルカラス(スペイン)に対するフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の準決勝で左脚のケガを理由に途中棄権を強いられたムゼッティは続くウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で初戦敗退を喫したあとハードコートの前哨戦3大会でプレーしたが、1勝しか挙げることができずに今大会を迎えている。

 ふたりはチャレンジャー大会も含めるとこれが6度目の対決だったが、4勝を挙げているムナールが2敗目を喫した。今シーズンは1月に香港(ATP250/ハードコート)の準々決勝で顔を合わせ、ムナールが2-6 7-6(4) 7-5で勝っていた。

 今大会でのムゼッティは1回戦でジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)を6-7(3) 6-3 6-4 6-4で、2回戦でダビド・ゴファン(ベルギー)を6-4 6-0 6-2で、3回戦は第24シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)が第3セット途中(ムゼッティから6-3 6-2 2-0)で棄権したため16強入りを決めていた。

 ムゼッティは準々決勝で、タイトル防衛を目指す第1シードのヤニク・シナー(イタリア)と第23シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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