アルカラスが3年ぶりの優勝と世界1位復帰にあと1勝「最高のレベルではなかったかもしれないけど…」 [USオープン]

写真は3年ぶりの優勝を世界1位復帰に王手をかけたカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-4 7-6(4) 6-2で退け3年ぶりの優勝に王手をかけた。

 オープニングゲームでサービスダウンを喫して第1セットを落としたジョコビッチは第2セットで3-0とリードしたが、第5ゲームでブレークバックに成功したアルカラスがタイブレークの末に2セットを連取すると第3セットで2度相手のサービスゲームを破って2時間23分で勝利を決めた。

 決勝でライバルのヤニク・シナー(イタリア)に敗れた(6-4 4-6 4-6 4-6)7月のウインブルドンのあと前哨戦のシンシナティで今季6勝目を挙げたアルカラスは、連勝を「12」に伸ばした。

 ふたりはこれが9度目の対決だったが、2連敗中だったアルカラスが4勝目を挙げた。今季は1月にオーストラリアン・オープンの準々決勝で顔を合わせ、ジョコビッチが4-6 6-4 6-3 6-4で勝っていた。

「ここでまた決勝に進出できて素晴らしい気分だ。僕にとって大きな意味がある。今日は今大会でプレーした最高のレベルではなかったかもしれないけど、最初から最後までいいレベルを維持することができた」とアルカラスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「サービスもかなりよかったけど、それが本当に重要だった。フィジカルな試合をしようと思っていたけど、それができたと思う。全体的にかなりいいプレーができた」

 アルカラスは3年ぶりの決勝で、第25シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-1 3-6 6-3 6-4で破って勝ち上がったディフェンディング・チャンピオンで第1シードのシナーと対戦する。

 ランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングでは現時点でアルカラスが1位となっており、シナーが世界ナンバーワンの座を維持するためには決勝で勝たなければならない。

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写真◎Getty Images

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