上地結衣がシングルスで8年ぶり3度目の優勝、リー・シャオフイは逆転負けで単複2冠ならず [USオープン車いすの部]

写真は車いす女子シングルスで8年ぶり3度目の優勝を飾った上地結衣(三井住友銀行/右)と準優勝のリー・シャオフイ(中国)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の車いす女子シングルス決勝で、第1シードの上地結衣(三井住友銀行)が第3シードのリー・シャオフイ(中国)に0-6 6-1 6-3で逆転勝利をおさめて8年ぶり3度目の優勝を飾った。試合時間は1時間35分。

 昨年9月にパリ2024パラリンピック競技大会(フランス・パリ/クレーコート)で単複の金メダルに輝いた上地がグランドスラム大会の同種目でタイトルを獲得したのは、6月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来で通算11回目(全豪3回、全仏5回、全米3回)となる。

 同大会に12年連続13回目の出場となる31歳の上地は、これまでにシングルスで4度(2014年、17~18年、20年)タイトルを獲得。第2シードで臨んだ昨年は、準々決勝で同胞の大谷桃子(かんぽ生命保険)にX-Xで逆転負けを喫していた。

 今大会での上地は1回戦でリジー・デ グレーフ(オランダ)を5-7 6-2 6-1で、準々決勝でディーダ・デ グロート(オランダ)を3-6 6-4 6-4で、準決勝では第4シードのワン・ジイン(中国)を6-4 7-5で破って決勝進出を決めていた。

 同胞のワンとダブルス(第2シード)に出場していたリーは前日に行われた決勝でデ グロート/ジュ・ジェンジェン(中国)を6-4 7-6(4)で倒しており、単複2冠を目指していた。

 車いすテニスは男女シングルス各16ドロー、男女ダブルス各8ドローで争われる。

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写真◎Getty Images

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