綿貫陽介/柚木武が2024年ATPファイナルズ優勝ペアに敗れ、ドイツのファイナル8進出が決定 [デビスカップ日本対ドイツ]

写真は綿貫陽介(手前)/柚木武(SBC メディカルグループ/イカイ)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ」予選2回戦「日本対ドイツ」(9月12、13日/東京都江東区・有明コロシアム/室内ハードコート)の2日目が始まり、第3試合のダブルスで日本の綿貫陽介(SBC メディカルグループ:複897位)/柚木武(イカイ:複114位)が昨年のATPファイナルズで優勝を飾ったドイツのケビン・クラウィーツ(複12位)/ティム・プッツ(複13位)に3-6 6-7(4)で敗れて第4シードのドイツが11月の『ファイナル8』進出を決めた。試合時間は1時間46分。

 綿貫と柚木のコンビは、今回がデ杯で2度目のダブルス出場。ふたりは2月の予選1回戦(兵庫県三木市・ブルボンビーンズドーム/室内ハードコート)で初めてペアを組み、ジョー・ソールズベリー/ニール・スクプスキー(イギリス)に6-7(4) 6-7(3)で惜敗していた。

 初日に行われたシングルスはオープニングマッチで西岡良仁(ミキハウス:単153位)がヤン レナード・ストルフ(単98位)に4-6 7-6(4) 4-6で、第2試合では望月慎太郎(木下グループ:単104位)がヤニック・ハンフマン(単135位)に3-6 3-6で敗れてドイツが王手をかけていた。

 両国は1933年にベルリンで一度対決しており、日本が4勝1敗で勝っていた。

 長い歴史を持つデビスカップは2019年に国際テニス連盟(ITF)とスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力(ITFとコスモスのパートナーシップは既に終了)によって開発された新フォーマットに変更されたが、2025年から新たな形式で開催されている。

 昨年まではホーム&アウェー方式の予選ラウンドを経てグループステージのラウンドロビン(4チームによる4グループの総当たり戦)を勝ち抜いた8ヵ国が決勝トーナメントに進出して世界一を争ったが、今年からはホーム&アウェー方式の予選1回戦(26ヵ国13対戦)と予選2回戦(14ヵ国7対戦)を勝ち抜いた7ヵ国が『ファイナル8』に進出し、開催国を加えた8チームがトーナメント方式で戦い優勝チームを決定する。

 ホーム&アウェー方式がシングルス4試合とダブルス1試合(初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合)の3ポイント先取、トーナメント方式はシングルス2試合とダブルス1試合の2ポイント先取で勝者を決め、原則的に勝敗がかかる試合はすべてベスト・オブ・3セットマッチで行われる。

 この対戦の勝者は『ファイナル8』(11月18~23日/イタリア・エミリア ロマーニャ州ボローニャ/室内ハードコート)に進出し、敗者は翌年の予選ラウンド1回戦に臨むことになる。

※国名の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、文中の世界ランクは9月8日付

予選ラウンド2回戦|15日本 0-3 13ドイツ[4]

第1日|9月12日(金)

第1試合 ●西岡良仁(ミキハウス:単153位)4-6 7-6(4) 4-6 ○ヤン レナード・ストルフ(単98位)

第2試合 ●望月慎太郎(木下グループ:単104位)3-6 3-6 ○ヤニック・ハンフマン(単135位)

第2日|9月13日(土)

第3試合 ●綿貫陽介(SBC メディカルグループ:複897位)/柚木武(イカイ:複114位)3-6 6-7(4) ○ケビン・クラウィーツ(複12位)/ティム・プッツ(複13位)

第4試合 望月慎太郎(木下グループ:単104位)vs ヤン レナード・ストルフ(単98位)

第5試合 西岡良仁(ミキハウス:単153位)vs ヤニック・ハンフマン(単135位)

※メンバーは変更可、ルールにより2日目は試合数および試合形式を変更して行う場合あり

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写真◎Getty Images

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