苦闘の末にアレクサンドロワを倒したシフィオンテクが今季3勝目「どうやって勝てたのかわからない」 [韓国オープン]

写真は苦闘の末に今季3勝目を挙げたイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「韓国オープンテニス選手権」(WTA500/韓国・ソウル/9月15~21日/賞金総額106万4510ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第2シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)に1-6 7-6(5) 7-5で逆転勝利をおさめて今季3勝目を挙げた。

 24歳のシフィオンテクがツアーレベルでタイトルを獲得したのは、8月のシンシナティ以来で通算25回目(準優勝5回)となる。

 1ゲームしかキープできずに第1セットを落としたシフィオンテクはタイブレークの末に第2セットを取り返し、第3セット2-3からブレークバックに成功すると6-5からのレシーブゲームで迎えた2度目のチャンピオンシップポイントをものにして2時間43分で競り勝った。

 試合の大部分で優位に立っていたアレクサンドロワは獲得ポイントで相手を上回っていた(108対97)が、重要なポイントをものにしたシフィオンテクがチャンピオンに輝いた。

「何よりもまず、素晴らしい1週間を過ごして決勝で信じられないようなプレーをしたエカテリーナを称えたい。正直に言って、どうやって勝てたのかわからない。あなたは凄くいいテニスをしていたし、私はとにかく生き残ることだけに集中していたから…」とシフィオンテクは表彰式のスピーチで話した。

「ここには家族の歴史があるということもあり、優勝することができてうれしい。(4人乗り漕艇の選手だった)父は(1988年にソウルで開催された)オリンピックでメダルを獲れなかった(総合7位)けど、少なくとも私はこの大会で勝つことができた。だから来年は彼も来て、すべてを楽しんでくれるよう願っている」

 先に行われたダブルス決勝では、グランドスラム大会で7度の優勝を誇るバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(ともにチェコ)がマヤ・ジョイント(オーストラリア)/キャティ・マクナリー(アメリカ)を6-3 7-6(6)で振りきり同ペアでのツアー17勝目を挙げた。


女子ダブルスで優勝を飾ったバーボラ・クレイチコバ(チェコ/右)とカテリーナ・シニアコバ(チェコ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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