8月にトップ100デビューしたばかりのロワイエが予選から決勝へ快進撃「まだ終わっていない」 [杭州オープン]

写真はUSオープンでのヴァランタン・ロワイエ(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「Lynk & Co杭州オープン」(ATP250/中国・浙江省杭州/9月17~23日/賞金総額101万9185ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、予選勝者のヴァランタン・ロワイエ(フランス)が同胞で第4シードのコランタン・ムーテ(フランス)を6-3 6-2で退けツアー初優勝に王手をかけた。

 2-1からブレークしたリードを守って第1セットを先取したロワイエは第2セットも5-1とリードし、最初のサービング・フォー・ザ・マッチをキープして1時間26分で勝利を決めた。

 8月にトップ100デビューしたばかりのロワイエがツアーレベルでプレーするのはこれが6大会目だが、今大会まで一度も連勝したことがなかった。

「彼(ムーテ)はムラがあるけど信じられないようなショットも打つ選手だから、冷静さを失わないように心掛けていた。彼は最高のテニスをした訳ではなかったかもしれないけど、僕は自分自身に集中して試合を通して相手にプレッシャーをかけ続けた」とロワイエは試合後の記者会見で語った。

「これまで積んできた努力の成果が出たんだと思う。どの選手も最初の目標はトップ100入りだと思うけど、それは既に達成した。もうひとつはメインツアーで優勝することで、それを成し遂げた選手はもっと少ない。まだ終わっていない。トロフィーを持ち帰るためにあと1試合残っている」

 24歳のロワイエはキャリア初のツアー決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したウー・イービン(中国)を6-3 6-3で破って勝ち上がった第3シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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