ブブリクが伏兵ロワイエに競り勝ち一度もブレークを許さず今季4勝目「数ポイントの差で勝つことができた」 [杭州オープン]

写真はマイアミ・オープンでのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「Lynk & Co杭州オープン」(ATP250/中国・浙江省杭州/9月17~23日/賞金総額101万9185ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)が予選勝者のヴァランタン・ロワイエ(フランス)に7-6(4) 7-6(4)で競り勝ち今季4勝目を挙げた。

 28歳のブブリクがATPツアーでタイトルを獲得したのは7月のキッツビューエル以来でキャリア8度目(シングルスのみ、準優勝7回)だが、屋外ハードコートでは初となる。

 試合はそれぞれ第2セット序盤に15-40のピンチをセーブしてすべてサービスキープで進み、2つのタイブレークを制したブブリクが1時間51分で勝利をもぎ取った。

 サービスが好調だったブブリクは今大会で一度もブレークされずに優勝を飾ったが、これは今季のATPツアーでは6月のシュツットガルトでやってのけたテイラー・フリッツ(アメリカ)以来で今季2人目の快挙となる。

 8月にトップ100デビューしたばかりのロワイエがツアーレベルでプレーしたのはこれが6大会目だったが、今大会まで一度も連勝したことがなかった。

「彼(ロワイエ)は素晴らしいプレーをした。予想外だった。大会を通してこれに近いレベルだったけど、決勝ではそれを超えてきた。彼は試合を通して見事なショットを連発し、本当に数ポイントの差で勝つことができた」とブブリクは試合後のオンコートインタビューで語った。

「僕は勝って浮かれることはないし負けて打ちのめされることはないといつも言っている。安定した状態を維持しようとしている。自分の仕事を楽しんでいる。旅としていろんな大会に出場し、健康でいられることに満足している。そうしていれば勝利はついてくる。素晴らしいことだ」

 先に行われたダブルス決勝では、第1シードのフランシスコ・カブラル(ポルトガル)/ルーカス・ミドラー(オーストリア)がニコラス・バリエントス(コロンビア)/ダビド・ペル(オランダ)を6-4 6-4で下して今季2勝目を挙げた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles