19位から100位以下に転落していたタビロが敗戦の危機を乗り越え昨年6月以来のツアー3勝目「チームの素晴らしい努力もあってのこと」 [成都オープン]

写真は2つのチャンピオンシップポイントを凌いだ末に昨年6月以来のツアー3勝目を挙げたアレハンドロ・タビロ(チリ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「成都オープン」(ATP250/中国・四川省成都/9月17~23日/賞金総額119万210ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、予選勝者のアレハンドロ・タビロ(チリ)が第1シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に6-3 2-6 7-6(5)で競り勝ちチャンピオンに輝いた。

 28歳のタビロがATPツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、昨年6月のマヨルカ以来でキャリア3度目(準優勝2回)となる。

 3-3から3ゲームを連取して第1セットを先取したタビロは2度サービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット5-6から2つのブレークポイントを凌いだ末に持ち込んだタイブレークで1-4から挽回した末に迎えた最初のチャンピオンシップポイントをものにして2時間37分で歓喜の瞬間を迎えた。

 2022年シーズン以来のツアー3勝目を目指していた23歳のムゼッティは昨年の大会でも最終的にシャン・ジュンチャン(中国)に6-7(4) 1-6で敗れており、2年連続で決勝敗退となった。

「メンタル的にもフィジカル的にも、とにかくその場に踏み止まることしかできなかった。相手のマッチポイントでファーストサーブを入れることができてよかった」とタビロは激闘を振り返った。

「チームの素晴らしい努力もあってのことだ。この2週間は長かったけど、本当にハッピーだ」

 手首と腹筋のケガに苦しめられたタビロは昨年7月に自己最高の19位をマークした世界ランクを112位まで落としていたが、この結果でトップ100復帰(72位)が確定した。

 先に行われたダブルス決勝では、コンスタンティン・フランツェン(ドイツ)/ロビン・ハッサ(オランダ)がバシル・キルコフ(アメリカ)/バート・ステフェンス(オランダ)とのノーシード対決を4-6 6-3 [10-7]で制して同ペアでの初優勝を飾った。

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写真◎Getty Images

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