相性のよいズベレフに快勝したメドベージェフが通算60回目のツアー準決勝進出「駆け出しのころは数字が重要だけど…」 [チャイナ・オープン]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「チャイナ・オープン」(ATP500/中国・北京/9月25日~10月1日/賞金総額401万6050ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第8シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-3 6-3で退けベスト4進出を決めた。

 ファーストサーブからのポイントを86%の高確率で取ったメドベージェフは唯一のピンチだった第1セット第5ゲームで直面した4つのブレークポイントをすべてセーブし、相手のサービスゲームを合計3度破って1時間22分で快勝した。

 ズベレフは初対決から4連勝したあとメドベージェフに3回しか勝てておらず、2年前の同大会準決勝から5連敗(通算7勝14敗)を喫した。

 試合後のオンコートインタビューで通算60回目のツアー準決勝進出だと知らされたメドベージェフは、「凄いことだけど、もっと上を目指している。駆け出しのころは数字が重要だけど、多くを達成したあとはベストを尽くすことが大事になる」と語った。

「素晴らしいプレーができた。かなりうまくゲームをコントロールすることができた。チャンスは十分あると思っていた」

 メドベージェフは次のラウンドで、第4シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が4-6 6-3 3-0とリードされた時点で棄権したため勝ち上がった19歳のラーナー・ティエン(アメリカ)と対戦する。

 ふたりは1月にオーストラリアン・オープンの2回戦で一度対決しており、ティエンが6-3 7-6(4) 6-7(8) 1-6 7-6(10-7)で勝っている。

 もうひとつの準決勝は、ヤニク・シナー(イタリア)とアレックス・デミノー(オーストラリア)の顔合わせとなった。第1シードのシナーがファビアン・マロジャン(ハンガリー)を6-1 7-5で振りきり、第3シードのデミノーは第1セット4-1とリードしたところで第7シードのヤクブ・メンシク(チェコ)がリタイアしたため勝利が決まった。

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写真◎Getty Images

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