世界204位バシュロが予選から4強入りの快進撃でトップ100デビューへ「本当に信じられない」 [ロレックス上海マスターズ]

写真はヴァランタン・バシュロ(モナコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000/中国・上海/10月1~12日/賞金総額919万3540ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、予選から勝ち上がってきたヴァランタン・バシュロ(モナコ)が第10シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)に2-6 7-6(4) 6-4で逆転勝利をおさめてベスト4進出を果たした。

 2度サービスダウンを喫して第1セットを落としたバシュロはタイブレークの末に第2セットを取り返し、第3セット3-3からブレークしたリードを最後まで守りきって2時間59分で勝利をもぎ取った。

 世界ランク204位での4強入りは、1999年インディアンウェルズでやってのけたクリス・ウッドラフ(アメリカ)の550位に次ぐATPマスターズ1000大会史上2番目に低いランキングでの達成となる。

 テキサスA&M大学を経てプロに転向した26歳のバシュロはチャレンジャー大会のシングルスで通算4勝を挙げており、今大会でベスト8に勝ち残っているアルトゥール・リンデルネック(フランス)とはいとこ同士の関係にある。

「僕は予選の補欠だったから、予選に出場できるかさえわからないままここに来たんだ。本当に信じられない。前の試合の勝利が既に僕にとって大きな意味があったけど、今回はそれを遥かに上回っている」とバシュロは試合後のオンコートインタビューで語った。

「(勝てばトップ100に入れると知っていたから、マッチポイントでそれを考えないようにするのが大変だった。これが単なる一歩に過ぎないことはわかっているけど、大会中はランキングを見ないように意識していたんだ」

 4試合連続でシードダウンを演じたバシュロは次のラウンドで、ジズー・ベレキス(ベルギー)を6-3 7-5で破って勝ち上がった第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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