タウンゼントがグランドスラムで初の4回戦へ、アンドレスクはウォズニアッキを破る [USオープン]

今年最後のグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、予選勝者のテイラー・タウンゼント(アメリカ)がソラナ・シルステア(ルーマニア)を7-5 6-2で下し、彼女にとってグランドスラム大会で初となるベスト16に進出した。
ウインブルドン女王のシモナ・ハレプ(ルーマニア)に対して番狂わせを演じた2日後、タウンゼントはアグレッシブなゲームプランに固執し、繰り返しネットに詰めて簡単なボレーやスマッシュのお膳立てをした。
「私はただ、前のラウンドでやったことをやろうと努めていたの。それを、もっとうまくやろうとしたわ」とタウンゼントは試合後にコメントした。
23歳のタウンゼントの勝利は、もうひとりの若きアメリカ人がここまででもっとも待ちわびられた試合に臨むのと同じ日に起きた。15歳のコリ・ガウフ(アメリカ)がディフェンディング・チャンピオンで第1シードの大坂なおみ(日清食品)と対戦するのだ。
ガウフはウインブルドン4回戦へのスリリングな疾走をここでも繰り返そうとしており、そのためにはアーサー・アッシュ・スタジアムの照明の下で世界ランク1位の大坂を倒さなければならなかった。大坂は昨年、そのスタジアムでの決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を倒してグランドスラム初タイトルを獲得していた。
「すごく面白い試合になると思うわ」とセレナは前日に話していた。
「私は間違いなくその試合を観るわね」
結果的にその試合は第1シードの大坂がガウフの挑戦を6-3 6-0で退け、貫録を示した。
シルステアに対してタウンゼントは75回ネットに出て、ネットで勝ち取ったポイントで47対8とシルステアに大きな差をつけた。
そのプレースタイルのおかげで、彼女は第4シードのハレプを乗り越えた。そして90分もかからなかったこの日の試合でもそのスタイルを貫き、シルステアが試合の核心に戻ってくることを許さなかった。
タウンゼントのグランドスラム大会におけるこれ以前の最高成績は、18歳で臨んだ2014年フレンチ・オープンでの3回戦進出だった。
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