ATPファイナルズ初出場を目指すムゼッティが好スタート「堅実なパフォーマンスがきたと思う」 [ATPウィーン]

写真はロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「エルステバンク・オープン」(ATP500/オーストリア・ウィーン/10月20~26日/賞金総額273万6875ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第4シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がハマド・メジェドビッチ(セルビア)を6-4 6-3で退け好スタートを切った。

 今大会に予選の第2シードで出場していたメジェドビッチは最終ラウンドで第8シードのジェイコブ・ファーンリー(イギリス)に6-7(11) 3-6で敗れたが、ステファノス・チチパス(ギリシャ)が背中のケガを理由に棄権したためラッキールーザーで本戦入りが決まっていた。

 オープニングゲームでサービスダウンを喫した直後に追いついたムゼッティは5-4から2度目のブレークに成功して第1セットを先取し、第2セット3-3から最後の3ゲームを連取して1時間18分で勝利を決めた。

 今シーズンにトップ10デビューした23歳のムゼッティは男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」の出場権を争うレースランキング(Race To Turin)で8位に付けており、今大会でも上位進出を目指している。

「直前に対戦相手が代わったけど、もちろん自分のプレーややるべきことに集中してうまく対処できたと思う」とムゼッティは試合後のオンコートインタビューで語った。

「堅実なパフォーマンスがきたと思う。特別なことはなかったけど、その瞬間に必要なのは安定感と集中力を維持することだからね」

 ムゼッティは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したニコライ・ブドコフ シャール(ノルウェー)を6-3 6-3で破って勝ち上がったトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)と対戦する。

 そのほかの試合では第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、キャメロン・ノリー(イギリス)、ワイルドカードで出場したフィリップ・ミゾリッチ(オーストリア)が2回戦に駒を進めた。

 第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)はノリーに2-6 7-6(5) 2-6で敗れ、16強入りしたUSオープン以降4大会連続となる初戦敗退を喫した。

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写真◎Getty Images

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