インドネシアのジャニス・チェンがシングルスでツアー初優勝、スチアディとのダブルスも制して2冠達成 [チェンナイ・オープン]

写真はチャイナ・オープンでのジャニス・チェン(インドネシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「チェンナイ・オープン」(WTA250/インド・タミルナードゥ州チェンナイ/10月27日~11月2日/賞金総額27万5094ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第4シードのジャニス・チェン(インドネシア)が第7シードのキンバリー・ビレル(オーストラリア)を6-4 6-3で倒してチャンピオンに輝いた。

 23歳のチェンがWTAツアーでタイトルを獲得したのは前週にカタジーナ・ピテール(ポーランド)とペアを組んだ広州のダブルスに続いて2度目だが、シングルスでは初となる。

 インドネシア人選手がWTAツアーのシングルスで優勝したのは、2002年11月にパタヤで勝ったアンジェリック・ウィジャジャ(インドネシア)以来となる。

 ペパーダイン大学で腕を磨いたチェンは初めてWTAツアーでプレーした9月のサンパウロで決勝に進出したが、ティアンソア・ラコトマンガ ラジャオナ(フランス)に3-6 4-6で敗れていた。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したチェンは第2セット4-0から4-3に追い上げられたが、続く2ゲームを連取して2時間で歓喜の瞬間を迎えた。

「ラウンドを重ねるごとにプレーがよくなっていったと思う。そして今日は最高のテニスができた」とチェンは試合後に語った。

「彼女は凄く粘り強い選手で、いつでも巻き返す力があることを1回戦から見せてきた。非常に経験が豊富な選手だし、キム(ビレル)のような選手との対戦は決して簡単じゃない。勝つことができてうれしいわ」

 世界ランク400位台で今季をスタートしたチェンはITFツアーで6勝を挙げる過程でマッチ27連勝を飾って150位以内に食い込み、2週間前に済南のWTA125大会を制してトップ100デビューを果たしていた。

 今季のシングルスで77勝15敗という驚異的な戦績を残したチェンは、大会後に更新されるWTAランキングで53位に浮上することが決まった。

 同胞のアルディラ・スチアディ(インドネシア)とのペアで参戦していたダブルス(第2シード)でも勝ち残っていたチェンは引き続き決勝に臨み、第1シードのストーム・ハンター(オーストラリア)/モニカ・ニクレスク(ルーマニア)を7-5 6-4で破って単複2冠を達成した。

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写真◎Getty Images

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