車いすテニスの国内トップ選手が出場した「第35回三井不動産全日本選抜車いすテニスマスターズ」（千葉県柏市・吉田記念テニス研修センター／11月28～30日／室内ハードコート）が開催され、各種目のチャンピオンが決定した。

　シード対決となった男子シングルス決勝は第1シードの眞田卓（埼玉県）が第2シードの高野頌吾（福岡県）を6-1 6-1で下して7年ぶり5度目の優勝を飾り、女子シングル決勝は第1シードの高室冴綺（埼玉県）が松岡星空（愛知県）を6-1 6-0で退けタイトル防衛に成功した。

　ダブルスは眞田／齋田悟司（千葉県）と第2シードの松岡／岩本希心（神奈川県）がタイトルを獲得し、眞田は単複2冠に輝いた。

　クアード（重度障害者クラス）部門ではシングルスで第2シードの諸石光照（岐阜県）が3連覇を達成し、ダブルスは宇佐美慧（東京都）／川野将太（福岡県）が勝利をおさめた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位

第35回三井不動産全日本選抜車いすテニスマスターズ｜大会結果

男子シングルス決勝

○1眞田卓（埼玉県）[1] 6-1 6-1 ●8高野頌吾（福岡県）[2]

男子シングルス準決勝

○1眞田卓（埼玉県）[1] 6-3 6-2 ●4河野直史（愛媛県）

○8高野頌吾（福岡県）[2] 6-3 6-2 ●6長櫓圭永（岡山県）

男子シングルス1回戦

○1眞田卓（埼玉県）[1] 6-0 6-4 ●2城智哉（愛知県）

○4河野直史（愛媛県）6-1 6-4 ●3川合雄大（群馬県）

○6長櫓圭永（岡山県）6-3 4-6 6-4 ●5齋田悟司（千葉県）

○8高野頌吾（福岡県）[2] 7-6(0) 6-2 ●7菅野浩二（東京都）

女子シングルス決勝

○1高室冴綺（埼玉県）[1] 6-1 6-0 ●5松岡星空（愛知県）

女子シングルス準決勝

○1高室冴綺（埼玉県）[1] 6-0 6-0 ●3深山知美（千葉県）

○5松岡星空（愛知県）6-3 6-1 ●8岡野莉央（愛知県）[2]

女子シングルス1回戦

○1高室冴綺（埼玉県）[1] 6-0 6-1 ●2杉山由美（愛知県）

○3深山知美（千葉県）3-6 6-3 7-6(1) ●4須田恵美（宮城県）

○5松岡星空（愛知県）6-1 6-2 ●6浅野由佳理（香川県）

○8岡野莉央（愛知県）[2] 6-1 6-0 ●7堂森佳南子（千葉県）

男子ダブルス決勝

○2眞田卓（埼玉県）／齋田悟司（千葉県）6-2 6-0 ●4山本博之（東京都）／高野頌吾（福岡県）[2]

男子ダブルス1回戦

○2眞田卓（埼玉県）／齋田悟司（千葉県）6-4 6-2 ●1城智哉（愛知県）／河野直史（愛媛県）[1]

○4山本博之（東京都）／高野頌吾（福岡県）[2] 7-6(5) 6-4 ●3菅野浩二（東京都）／餌取陽太（千葉県）

女子ダブルス決勝

○4松岡星空（愛知県）／岩本希心（神奈川県）[2] 6-2 6-4 ●1堂森佳南子（千葉県）／岡野莉央（愛知県）[1]

女子ダブルス1回戦

○1堂森佳南子（千葉県）／岡野莉央（愛知県）[1] 6-2 6-1 ●2深山知美（千葉県）／須田恵美（宮城県）

○4松岡星空（愛知県）／岩本希心（神奈川県）[2] 6-4 7-5 ●3浅野由佳理（香川県）／井上由美子（岐阜県）

クアードシングルス決勝

○4諸石光照（岐阜県）[2] 6-2 7-6(5) ●1川野将太（福岡県）[1]

クアードシングルス1回戦

○1川野将太（福岡県）[1] 6-4 6-0 ●2久保下郁弥（福岡県）

○4諸石光照（岐阜県）[2] 6-3 6-4 ●3池田拓也（兵庫県）

クアードダブルス

○2宇佐美慧（東京都）／川野将太（福岡県）6-4 6-4 ●1池田拓也（兵庫県）／諸石光照（岐阜県）


男子ダブルスで優勝を飾った眞田卓（TOPPAN／右）と齋田悟司（シグマクシス）（写真提供◎公益財団法人吉田記念テニス研修センター、撮影◎長浜功明）


女子ダブルスで優勝を飾った松岡星空（日本ガイシ株式会社／左）と岩本希心（横浜市立矢向中学校）（写真提供◎公益財団法人吉田記念テニス研修センター、撮影◎長浜功明）


クアードシングルスで3連覇を達成した諸石光照（EY Japan）（写真提供◎公益財団法人吉田記念テニス研修センター、撮影◎長浜功明）


クアードダブルスで優勝を飾った宇佐美慧（東京都／左）と川野将太（福岡県）（写真提供◎公益財団法人吉田記念テニス研修センター、撮影◎長浜功明）