耐えに耐えたジョコビッチがシナーを攻略して25回目のグランドスラム制覇をかけたアルカラスに対する決勝へ「現実だとは思えない」 [オーストラリアン・オープン]

写真は試合後に握手を交わすノバク・ジョコビッチ(セルビア/左)とヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月18日~2月1日/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのヤニク・シナー(イタリア)を3-6 6-3 4-6 6-4 6-4で倒して3年ぶりの優勝に王手をかけた。

 ワンブレークずつで2セットを取り合ったあと第5セットでピンチを何度も凌いでサービスキープを続けていたジョコビッチが3-3からワンチャンスをものにしてブレークに成功し、残りのサービスゲームを何とか死守して4時間9分で勝利をもぎ取った。

 大会3連覇を目指していたシナーは3回戦で途中棄権を余儀なくされた昨年10月の上海から負け知らずだったが、連勝は「20」でストップした。

 シナーは合計獲得ポイントで152対140と大きく上回っていたが、ブレークポイント獲得率(シナー:18回中2ポイント、ジョコビッチ:8回中3ポイント)の差で少ないチャンスを生かしたジョコビッチが勝者となった。

「今は言葉が出てこない。正直にって現実だとは思えない」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「4時間以上プレーして、もう直ぐ午前2時になる。2012年の決勝でラファエル・ナダル(スペイン)と6時間近く戦ったのを思い出すよ。今夜のテニスは激しさも質も極めて高く、彼(シナー)に勝つにはそうするしかないとわかっていた」

 ふたりはこれが11回目の対決だったが、5連敗中だったジョコビッチが5勝目を挙げた。全豪では2024年の準決勝で顔を合わせ、シナーが6-1 6-2 6-7(6) 6-3で勝っていた。

「(試合後に)ネット際で彼に『少なくとも1勝させてくれてありがとう』と言ったよ。彼は素晴らしい選手で、物凄くリスペクトしている。彼は相手を限界まで追い込む。今夜は僕がそうされたから、彼には惜しみない拍手を送るべきだ」とジョコビッチはシナーに敬意を表した。

 マーガレット・コート(オーストラリア)に並ぶシングルス最多記録となる24回の四大大会制覇を果たしているジョコビッチだが、2023年USオープンを最後にタイトルから遠ざかっている。

 ジョコビッチは3年ぶり11回目の決勝で、2セットアップの第3セット4-4でケイレンに見舞われながらも第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)との死闘を6-4 7-6(5) 6-7(3) 6-7(4) 7-5で制して勝ち上がった第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。

「正直なところ、もう優勝したような気分だ。もう2日後にはここに戻って世界ナンバーワンと対戦しなければならないとわかっている。彼(アルカラス)と互角に戦えるだけの体力があることを願うばかりだ」とジョコビッチは次戦を見据えた。

「どちらが勝者になるかは神様に委ねるよ」

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写真◎Getty Images

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