ジョコビッチに3連覇の夢を絶たれたシナーが意気消沈「チャンスがたくさんあったのに生かせなかった」 [オーストラリアン・オープン]

写真は準決勝敗退に終わったヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月18日~2月1日/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのヤニク・シナー(イタリア)を3-6 6-3 4-6 6-4 6-4で倒して3年ぶりの優勝に王手をかけた。

 ワンブレークずつで2セットを取り合ったあと第5セットでピンチを何度も凌いでサービスキープを続けていたジョコビッチが3-3からワンチャンスをものにしてブレークに成功し、残りのサービスゲームを何とか死守して4時間9分で勝利をもぎ取った。

 シナーは合計獲得ポイントで152対140と大きく上回っていたが、ブレークポイント獲得率(シナー:18回中2ポイント、ジョコビッチ:8回中3ポイント)の差で少ないチャンスを生かしたジョコビッチが勝者となった。

 マーガレット・コート(オーストラリア)に並ぶシングルス最多記録となる24回の四大大会制覇を果たしているジョコビッチだが、2023年USオープンを最後にタイトルから遠ざかっている。

 ジョコビッチは3年ぶり11回目の決勝で、2セットアップの第3セット4-4でケイレンに見舞われながらも第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)との死闘を6-4 7-6(5) 6-7(3) 6-7(4) 7-5で制して勝ち上がった第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。

 ふたりはこれが11回目の対決だったが、5連敗中だったジョコビッチが5勝目を挙げた。全豪では2024年の準決勝で顔を合わせ、シナーが6-1 6-2 6-7(6) 6-3で勝っていた。

「彼(ジョコビッチ)はグランドスラム大会で24回も優勝している。僕たちはお互いのプレーをよく知っている。彼が長年に渡って最高の選手だった訳だから驚きではない」とシナーは試合後の記者会見で語った。

「もちろん年齢などの理由で出場する大会は減っているけど、グランドスラム大会がどれほど重要かは誰もがわかっている。通常よりもモティベーションが高まり、彼は素晴らしいテニスをした」

 大会3連覇を目指していたシナーは3回戦で途中棄権を余儀なくされた昨年10月の上海から負け知らずだったが、連勝は「20」でストップした。

「できればこの経験を教訓として、これから何を改善できるか見極めたいと思っている。第5セットではチャンスがあった。何度もブレークポイントを掴んだけど、それを生かせなかった。彼は素晴らしいショットを何度か打ってきた。サービスは全体的によかった。僕はラリーで何度かミスをした。そういうこともある。それがテニスというものだ」とシナーは試合を振り返った。

「凄く辛い…。僕にとって非常に重要なグランドスラム大会だったからね。2人とも素晴らしい試合だった。僕はチャンスがたくさんあったのに、それを生かせなかった。それが結果だ。本当に辛いよ…」

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写真◎Getty Images

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