父はウクライナ軍の兵士、トップ50の選手に対する初勝利を挙げたオリニコワがツアーレベル2大会目で準決勝へ躍進「今この瞬間を生きることを学んだ」 [トランシルバニア・オープン]

写真はオレクサンドラ・オリニコワ(ウクライナ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「トランシルバニア・オープン」(WTA250/ルーマニア・クルジュ ナポカ/2月1~7日/賞金総額28万3347ドル/室内ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、オレクサンドラ・オリニコワ(ウクライナ)が第4シードのワン・シンユー(中国)を6-4 6-4で倒してベスト4進出を果たした。

 0-2から挽回したオリニコワは5-4から2度目のブレークに成功して第1セットを先取し、第2セットでも第1ゲームでサービスダウンを喫した直後に追いつくと4-4から最後の2ゲームを連取して2時間1分でトップ50の選手に対する初勝利をもぎ取った。

 父親がウクライナ軍の兵士であるオリニコワはクルジュ ナポカに向けて出発する際、キーウで大規模停電が発生したため電車に乗り遅れそうになった逸話を明かしていた。

 ツアーレベルのデビュー戦だった1月のオーストラリアン・オープン1回戦でディフェンディング・チャンピオンだったマディソン・キーズ(アメリカ)に果敢に挑んだ(キーズが7-6(6) 6-1で勝利)オリニコワは顔に花のデコレーションを施していたが、今大会では小説『吸血鬼ドラキュラ』の舞台であるトランシルヴァニア地方にちなんでコウモリのデザインを選んでいる。

「私は戦争が続く国から来ており、明日は何が起こるかわからない。だから私にとって母国がこのような困難な時期を迎えている中でテニスのあらゆる瞬間を楽しむことを学んだのはとても大切なことなの」とオリニコワは試合後に語った。

「今日だけではなく、私が成し遂げた進歩全般において重要なのは勝敗がそれほど重要ではなくなったということよ。もちろん勝てばうれしいし大きな意味を持っているけど、それが一番ではない。今この瞬間を生きることを学んだから」

 オリニコワは次のラウンドで、予選勝者のマヤ・ハリンスカ(ポーランド)を6-0 6-4で破って勝ち上がった第1シードのエマ・ラドゥカヌ(イギリス)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ソラナ・シルステア(ルーマニア)とダリア・スニーグル(ウクライナ)の顔合わせとなった。第3シードのシルステアがディフェンディング・チャンピオンで第5シードのアナスタシア・ポタポワ(オーストリア)を7-5 6-4で退け、予選勝者のスニーグルはユアン・ユエ(中国)に4-6 6-0 7-5で逆転勝利をおさめた。

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写真◎Getty Images

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