メドベージェフが会心のプレーで大会初優勝に王手、世界1位アルカラスは今季17試合目で初黒星 [ATPインディアンウェルズ]

写真は準決勝を戦い終えたカルロス・アルカラス(スペイン/右)とダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日4~15日/賞金総額941万5725ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第11シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がマッチ16連勝中だった第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を6-3 7-6(3)で倒して大会初優勝に王手をかけた。

 第4ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したメドベージェフは第2セット1-2から唯一のサービスダウンを喫した直後に追いつき、4-5から2つのセットポイントを凌いだ末にもつれ込んだタイブレークで迎えた3度目のマッチポイントをセンターへのサービスエースでものにして1時間37分で勝利をもぎ取った。

 ふたりはこれが9度目の対決だったが、4連敗中だったメドベージェフが2023年USオープン準決勝(メドベージェフが7-6(3) 6-1 3-6 6-3で勝利)以来となる3勝目を挙げた。同大会では2023年と24年の決勝で顔を合わせ、いずれもアルカラス(23年:6-3 6-2、24年:7-6(5) 6-1)が勝っていた。

「カルロスのような選手と対戦すれば何度も負けてしまう。彼は目覚ましいショットを打つ素晴らしい選手だ。守備も攻撃もできてリターンもよく、すべてを兼ね備えている。だからこそ最高のパフォーマンスを発揮する必要があるんだ」とメドベージェフは試合後に語った。

「第2セットでは可能な限り粘り強く戦った。でも僕は本当にいいテニスをしているし、彼のような強い選手に勝てて凄くうれしいよ」

 オーストラリアン・オープンで史上最年少となる『生涯グランドスラム(キャリアを通して四大大会全制覇)』を達成した22歳のアルカラスは先月のドーハでも勝っていたが、今季17試合目で初黒星を喫した。

「ダニールを称えるしかない。彼は本当に素晴らしい試合をしたと思う」とアルカラスは相手を称えた。

「最初から最後まで、彼は信じられないようなプレーをした。正直に言って、ダニールがあんなプレーをするのを観たのは初めてだ。今日の彼は完全に勝利に値する。決勝進出に相応しいよ」

 今季のツアー最多となるマッチ18勝目を挙げたメドベージェフは2年ぶり3度目の決勝で、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-2 6-4で破って勝ち上がった第2シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。

 シナーは最初の6試合でメドベージェフに一度も勝てなかったが、2023年10月以降は形勢を逆転して8勝7敗と勝ち越している。

「もし今大会を通して発揮しているレベルを維持し、更に引き上げることができれば僕にも勝つチャンスはあるだろう」とメドベージェフは次戦を見据えた。

 ダブルスは決勝が行われ、ギド・アンドレオッシ(アルゼンチン)/マニュエル・ギナール(フランス)がアルトゥール・リンデルネック(フランス)/ヴァランタン・バシュロ(モナコ)とのノーシード対決を7-6(3) 6-3で制して同ペアでの初タイトルを獲得した。


男子ダブルス優勝のギド・アンドレオッシ(アルゼンチン/左)とマニュエル・ギナール(フランス)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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