前年覇者シナーが予選から快進撃の望月慎太郎を下してベスト8に進出「彼と彼のチームも誇りに思うべき」 [ウインブルドン]

写真はセンターコートの4回戦を戦い終えたヤニク・シナー(イタリア/右)と望月慎太郎(木下グループ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月29日~7月12日/グラスコート)の男子シングルス4回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が予選から勝ち上がってきた日本の望月慎太郎(木下グループ)を6-3 7-6(0) 6-3で退けベスト8に進出した。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したシナーはすべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレークを完封で制し、第3セット5-3からのレシーブゲームで迎えた最初のマッチポイントをフォアハンドのウィナーでものにして2時間25分で試合を締めくくった。

「初めて対戦する選手で試合展開が予想できなかったから、彼(望月)よりもうまく状況に対処しようと心掛けた。うまくできたと思う」とシナーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「それにしても彼は素晴らしい選手だね。予選から勝ち上がってこんなに長く高いレベルでプレーし続けるなんて凄いことだよ。今後の活躍を祈っている。彼と彼のチームも誇りに思うべきだ」

 小柄ながら弾道の低いストロークと積極的なネットプレーで世界ナンバーワンに挑んだ23歳の望月は5度あったブレークポイントを一度もものにすることができなかったが、スコア以上の健闘で何度も観客を沸かせた。

「特にこのサーフェスでは非常に難しい相手だ。彼は低い姿勢でプレーするからグラスコートによく合っている」とシナーは望月のプレーを評価した。

「僕はすべてを考慮して少しアグレッシブにプレーしようと心掛けた。第2セットでは何度かチャンスがあったけどものにすることができなかった。それでも今日のパフォーマンスには満足している」

 今シーズンのシナーは3月のインディアンウェルズからATPマスターズ1000シリーズ5大会連続優勝を果たし、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)しか成し遂げていなかった『ゴールデンマスターズ(マスターズ9大会全制覇)』を達成した。

 クレーコートで無敗のままフレンチ・オープンに乗り込んだシナーは初戦を突破して連勝を「30」まで伸ばしたが、フアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)に対する2回戦で第3セット5-1とリードしながら体調を崩して6-3 6-2 5-7 1-6 1-6で敗れたあとグラスコートの前哨戦には出場しないで今大会を迎えている。

 ディフェンディング・チャンピオンのシナーは次のラウンドで、フベルト・フルカチュ(ポーランド)の途中棄権(ストルフから3-6 6-7(5) 7-6(2) 7-5 4-2)で勝ち上がった36歳のヤン レナード・ストルフ(ドイツ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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