フリッツに対する連敗を食い止めたズベレフが過去4回戦止まりだったウインブルドンでベスト4に進出「今日は素晴らしい試合ができた」

写真は7連敗中だった相手を倒して4強入りを決めたアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月29日~7月12日/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第6シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-4 6-4 6-2で退けベスト4に進出した。

 第1セット第2ゲームと第10ゲームで2度ずつ直面したピンチを凌いだズベレフは自分のサービスゲームをすべてキープし、合計4度ブレークに成功して1時間59分で快勝した。

 フレンチ・オープンで悲願のグランドスラム制覇を果たしたズベレフは自国開催のATP500ハレでグラスコートシーズンをスタートし、3試合を勝ち抜き4強入りしていた。

 ふたりはこれが16回目(レーバー・カップでの2試合を含む)の対決だったが、7連敗中だったズベレフが6勝目(10敗)を挙げた。直近のグラスコートでは前哨戦のハレ準決勝でズベレフは7-6(4) 4-6 5-7で逆転負けを喫しており、前回ウインブルドンでプレーした2年前の4回戦でもフリッツが4-6 6-7(4) 6-4 7-6(3) 6-3で勝っていた。

「準決勝に勝ち残れて本当にうれしい。特にテイラーには2年以上勝てていなかったからね。彼には2年間もやられっぱなしだったんだ。今日は素晴らしい試合ができた」とズベレフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「最初のサービスゲームでブレークポイントに直面したし、難しい試合になるのは覚悟していた。連敗中だったことも頭の片隅にあったし、今日はほぼ完ぺきなプレーをしなければ勝てないと思っていた。それができたと感じている」

 ズベレフは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)のチャンスを最大限に生かして第9シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-4 7-6(4) 6-0で破って勝ち上がったアーサー・フェリー(イギリス)と対戦する。

「観客の皆さんが彼(フェリー)を応援するのはまったく構わない。理解しているし、何の問題もない」とズベレフは次戦を見据えた。

「僕にとっていい結果になることを願っているけど、他の皆さんにとってはそうじゃないかもしれない。いずれにしても2人にとってエキサイティングな1日になると思っている」

 ケガの影響もあってフレンチ・オープンを含むクレーコートシーズン2大会で未勝利に終わっていたフリッツはグラスコートの前哨戦2大会(ATP250シュツットガルト&ATP500ハレ)で準優勝を飾るなど復調の兆しを見せていたが、第2セットの序盤にメディカルタイムタイムアウトを取って右膝の治療を受けていた。

「試合序盤の3ゲーム目で膝に違和感を感じ始めた。その状態でももっといいプレーはできたと思うけど、どれくらい試合に影響があったかはわからない」とフリッツは試合後の記者会見で明かした。

「唐突に痛みが出た。事前にわかっていれば準備もできていたのに…。アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)との4回戦の終盤に少し痛みを感じたけど、大したことはなかったから今日は大丈夫だろうと思っていた。ウォームアップのときは好調だったのに、何故か3ゲーム目であんなことになってしまった。まったく理由がわからない…」

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写真◎Getty Images

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