ノスコバが前回敗れたコスチュクにストレート勝利、ウインブルドン決勝は先輩ムチョバとのチェコ勢対決に「最高のプレーをすればトッププレーヤーたちと渡り合える」

写真はキャリア初のグランドスラム決勝進出を決めたリンダ・ノスコバ(チェコ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月29日~7月12日/グラスコート)の女子シングルス準決勝で、第9シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)が第12シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)を6-4 6-4で倒してキャリア最大のタイトルに王手をかけた。

 5-4から初のブレークに成功して第1セットを先取したノスコバは第2セット3-1から一度だけサービスダウンを喫したが、4-4から最後の2ゲームを連取して1時間19分で勝利をもぎ取った。

 フレンチ・オープンで2回戦敗退に終わったノスコバはグラスコートの前哨戦2大会でプレーし、WTA500のベルリンで2024年8月以来のツアー2勝目を挙げていた。

 ふたりは4月にマドリッドの準々決勝で一度対決しており、その大会で優勝したコスチュクが7-6(1) 6-0で勝っていた。

「グランドスラム大会の準決勝はどこで誰と戦っても決して簡単ではない。だからできるだけ我慢強くプレーし、冷静さを保って何とか最後のポイントを取ろうと思っていた」とノスコバは試合後のオンコートインタビューで語った。

「私にとって重要なのは、常に自分自身と自分のプレーに集中することなの。最高のプレーをすれば世界のトッププレーヤーたちと渡り合い、グランドスラム決勝進出のよういい結果を残すことができるとわかっている」

 センターコートでプレーしたのが初めてだったことを指摘されたノスコバは、「ペトラ・クビトバ(チェコ)がここで優勝したときのことはよく覚えている。テニスというスポーツの存在を初めて知った瞬間のひとつだったかもしれない」と明かした。

「だから自分がこのコートでプレーして、しかも勝てるなんて今でも信じられない気分よ」

 第25シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-3 7-5で破って初のグランドスラム4強入りを決めたあとの記者会見で、ノスコバは「彼女(クビトバ)のおかげでテニスに興味を持ったのかもしれない」と話していた。

「彼女は私にとって本当に尊敬できる存在なの。彼女のあと足跡を辿ることができればと思っている。もし(この大会の)結果が同じになるならこれ以上うれしいことはないわ」

 ノスコバはキャリア初のグランドスラム決勝で、第7シードのココ・ガウフ(アメリカ)を6-2 1-6 7-6(12-10)で破って勝ち上がった自国の先輩で第10シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。

 2024年のパリ五輪で女子ダブルスのペアを組んだふたりはツアーレベルで昨年9月にUSオープンの3回戦で一度プレーしており、先輩のムチョバが6-7(5) 6-4 6-2で勝っている。

「彼女は凄くいい選手でありファイターで、何よりも人として素晴らしい。初めてのグランドスラム決勝で彼女と対戦できるのをうれしく思っている」とノスコバは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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