マッチポイントでドロップショットを失敗したガウフが準決勝でムチョバに惜敗「あれが私の選択だった」 [ウインブルドン]
今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月29日~7月12日/グラスコート)の女子シングルス準決勝で、第7シードのココ・ガウフ(アメリカ)が第10シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)に2-6 6-1 6-7(10-12)で競り負けた。
2度ずつ相手のサービスゲームを破ってセットを分け合ったあと第3セットはすべてサービスキープで10ポイントタイブレークに突入し、6-3とリードしていたムチョバが8-9のピンチを凌いだ末に迎えた2度目のマッチポイントをものにして2時間35分で勝利をもぎ取った。
10ポイントタイブレーク9-8でガウフがファーストサーブからの3球目を強打ではなくドロップショットを選択してネットにかけてチャンスを潰してしまい、ムチョバは10-9でネットに出たが足を滑らせてガウフにパスを抜かれていた。
ネットプレーの巧さで知られるムチョバ(26回中14回成功)よりも多く前に出たガウフは45回中32ポイントを取り、トータルのポイント獲得数は98対95と相手を上回っていた。
ケガに苦しむキャリアを送ってきたムチョバは2月のドーハでキャリア最大のタイトルを獲得したあと大会前週のバート ホンブルクで今季2勝目を挙げており、キャリア最長の連勝を「10」に伸ばした。
初のセンターコートで劇的な勝利をおさめたムチョバはキャリア2度目のグランドスラム決勝で、第12シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)を6-4 6-4で破って勝ち上がった自国の後輩で第9シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)と対戦する。
タイトル防衛を目指したフレンチ・オープンで3回戦敗退に終わったガウフは前哨戦のベルリンで初戦敗退に終わっていたが、これまで4回戦止まりだったウインブルドンで5試合を勝ち抜き四大大会すべてでベスト4以上に進出するという成果を上げた。
試合後の記者会見でマッチポイントのことを聞かれたガウフは、「確かにどうしてあそこでドロップショットを打ったのかと思う人もいるでしょう。でもドロップショットでどれだけポイントを取っていたかを考えて欲しい」と語った。
「結局のところ、あれが私の選択だった。正しくはなかったかもしれないけど、もし決まっていたら凄いショットだと称賛されていたでしょう。テニスではよくあることだと思う」
「後悔はしていない。もちろんもっといい判断ができたポイントもあったと思うけど、そうやって学んで選手として成長していくものなのだと考えている」
ガウフがマッチポイントを握りぎりながら負けたのは、ツアーレベルではこの試合が初めてだった。
「そんなに長くは引き摺らないと思う。(2019年ウインブルドン決勝で)ロジャー・フェデラー(スイス)がここでマッチポイントを逃したのを観たし、ヤニク・シナー(イタリア)も(昨年のフレンチ・オープン決勝で)経験している」とガウフは話した。
「偉大なチャンピオンなら誰でもキャリアの中でこういう経験をしている。私も彼らのレベルに追いつくためには必要だったのかもしれないわね」
写真◎Getty Images
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