前年の準決勝に続いてジョコビッチにストレート勝利のシナーが大会連覇に王手「彼の活躍はアメージング」 [ウインブルドン]

写真は2年連続となる決勝進出を決めたヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月29日~7月12日/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-4 6-4 6-4で退け大会連覇に王手をかけた。

 ワンブレークずつで2セットを連取したシナーは第3セット2-1で直面した唯一のピンチも凌いでキープし、残りのサービスゲームをきっちりキープして2時間20分で試合を締めくくった。

 試合を通して16本のサービスエースを含む40本のウィナーを決めたシナーはファーストサーブからのポイントを88%の高確率で取り、非常に安定したサービスゲームを展開した。

 今シーズンのシナーは3月のインディアンウェルズからATPマスターズ1000シリーズ5大会連続優勝を果たし、ジョコビッチしか成し遂げていなかった『ゴールデンマスターズ(マスターズ9大会全制覇)』を達成した。

 クレーコートで無敗のままフレンチ・オープンに乗り込んだシナーは初戦を突破して連勝を「30」まで伸ばしたが、フアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)に対する2回戦で第3セット5-1とリードしながら体調を崩して6-3 6-2 5-7 1-6 1-6で敗れたあとグラスコートの前哨戦には出場しないで今大会を迎えている。

「ここでまた決勝に勝ち進めたのは大きな意味がある。ウインブルドンは僕たちにとってもっとも特別な大会だからね」とシナーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「もちろんノバクと対戦できたのもうれしかった。彼は今でも皆さんだけでなく若い世代に凄く大きな刺激を与え続けている。彼の活躍はアメージングだ。信じられないほどだよ」

 ふたりはこれが12回目の対決だったが、1月にオーストラリアン・オープン準決勝(ジョコビッチが3-6 6-3 4-6 6-4 6-4で勝利)で敗れていたシナーが7勝目(5敗)を挙げた。両者は昨年のウインブルドンでも同じラウンドで顔合わせ、シナーが6-3 6-3 6-4で勝っていた。

 ジョコビッチに対するゲームプランについて聞かれたシナーは、「僕たちはいつも非常に厳しい試合をしてきている。前回プレーしたオーストラリアン・オープン準決勝では彼が勝っていたから、いくつか修正を加えようと考えていた」と答えた。

「かなりアグレッシブにプレーしようとしたけど、サービスが本当によかったからかなり助けられたと思う。僕の見解では彼は世界最高のリターナーだから、変化をつけるよう心掛けた。今日のパフォーマンスにはとても満足している」

 ディフェンディング・チャンピオンのシナーはキャリア7度目のグランドスラム決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)から勝ち上がってきた23歳のアーサー・フェリー(イギリス)を7-6(0) 6-2 6-4で破って勝ち上がった第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

 39歳のジョコビッチはマーガレット・コート(オーストラリア)に並ぶシングルス最多記録となる24回の四大大会制覇を果たしているが、2023年USオープンを最後にタイトルから遠ざかっている。

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写真◎Getty Images

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