イタリアのティーン、ムゼッティがワウリンカを倒す金星でツアー初勝利 [イタリア国際]

 より早い時間帯の試合では、USオープンで8強入りしたアンドレイ・ルブレフ(ロシア)とデニス・シャポバロフ(カナダ)がともにストレートで勝って次のラウンドに駒を進めた。

 第9シードのルブレフが予選勝者のファクンド・バグニス(アルゼンチン)を6-4 6-4で、第12シードのシャポバロフはギド・ペラ(アルゼンチン)を6-2 6-4で退けた。

 同じくUSオープンでベスト8に進出したアレックス・デミノー(オーストラリア)は多くのチャンスを無駄にしてしまい、予選を勝ち上がってきたドミニク・コプファー(ドイツ)に6-3 3-6 6-7(6)で競り負けた。

 昨年のUSオープンでベスト4だったローマ生まれのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)は、この大会で第4シードとなっている。また2018年フレンチ・オープン準決勝進出者のマルコ・チェッキナート(イタリア)がカイル・エドマンド(イギリス)を3-6 7-6(7) 6-2で下し、ツアー大会におけるこのところの6連敗に終止符を打った。

 もうひとりの地元選手でワイルドカードで出場したサルバトーレ・カルーゾ(イタリア)は予選勝者のテニス・サングレン(アメリカ)との接戦を3-6 6-3 7-6(4)で制し、次のラウンドで世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦することになった。これはジョコビッチにとって、USオープンで失格になって以来の試合となる。

 カルーゾは第3セットの終盤にマッチポイントを凌ぎ、32度もあった湿度の高い状況下で3時間以上戦った末についに試合をものにした。

 1回戦をBYEで免除されている第1シードのジョコビッチは線審の喉に誤ってボールをぶつけてしまったためにUSオープンから追い出されたあと、大きな教訓を学んだと話していた。

 ジョコビッチとカルーゾは昨年のフレンチ・オープン3回戦で唯一対戦しており、そのときはジョコビッチがストレートセットで勝っている。

 予選勝者のフェデリコ・コリア(アルゼンチン)はヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を6-1 7-6(5)で破り、次のラウンドで地元の人気者でもあるベレッティーニと対戦することになった。

 彼の兄は元トッププレーヤーのギジェルモ・コリア(アルゼンチン)で、2005年のローマ決勝でラファエル・ナダル(スペイン)と第5セットのタイブレークにもつれる激戦の末に敗れはしたが準優勝に輝いていた。

 そのほかの試合では、第13シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)、ジョン・ミルマン(オーストラリア)、西岡良仁(ミキハウス)、予選勝者のペドロ・マルチネス(スペイン)が勝ち上がり、1回戦がすべて終了した。(APライター◎アンドリュー・ダンプ/構成◎テニスマガジン)

※写真は予選決勝でのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)

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