シェルトンが男子アメリカ勢として23年前のロディック以来となるグランドスラム制覇に王手「僕は本気でタイトルを狙っている」 [USオープン]

写真はキャリア初のグランドスラム決勝進出を決めたベン・シェルトン(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第8シードのベン・シェルトン(アメリカ)が自国の先輩で第11シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を4-6 6-3 6-3 7-5で倒して四大大会制覇に王手をかけた。

 17回目のグランドスラム参戦となるシェルトンが同ラウンドでプレーしたのは昨年のオーストラリアン・オープン以来で3度目だったが、初勝利を挙げた。

 4-4から初のサービスダウンを喫して第1セットを落としたシェルトンは続く2セットを連取して逆転し、サービスキープで進んだ第4セット6-5からのレシーブゲームで迎えた2度目のマッチポイントでティアフォーが2本目のダブルフォールトを犯して3時間17分で試合に終止符が打たれた。

 ウインブルドンで初戦敗退に終わったシェルトンはハードコートの前哨戦3大会でプレーし、ATPマスターズ1000大会のモントリオールで2連覇を達成するなど8勝2敗の戦績を残した。

 この結果でシェルトンは、ティアフォーとの対戦成績を4勝1敗とした。全米では2023年(準々決勝:シェルトンが6-3 3-6 7-6(7) 6-2で勝利)と24年(3回戦:ティアフォーが4-6 7-5 6-7(5) 6-4 6-3で勝利)に顔を合わせており、1勝1敗と星を分け合っていた。

「彼(ティアフォー)は僕にとって兄貴のような存在なんだ。アーサー・アッシュ・スタジアムで彼と対戦するのは本当に特別なことだ。僕たちにとって世界で一番好きな大会だからね」とシェルトンは試合後のオンコートインタビューで語った。

「様々な感情が込み上げてくる。父と母は僕が今日この舞台に立てるよう多くの犠牲を払ってくれた。父(元世界ランク55位でコーチのでもあるブライアン・シェルトン氏)は今年の初めに自分の母親を亡くしたんだ。父がテニスを続けることができたのは彼女のおかげだった。だから彼女がいなければ今のベン・シェルトンは存在していない。この勝利は祖母に捧げたい」

 シェルトンはキャリア最大の決勝で、元世界ランク8位のカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-3 7-6(7) 7-6(6)で破って勝ち上がった第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

 ふたりは過去5戦してズベレフが全勝しているが、グランドスラム大会では初対決となる。四大大会の同種目でアメリカ人選手が栄冠に輝いたのは、今のところ2003年に全米を制したアンディ・ロディック(アメリカ)が最後となっている。

 インタビューの最後に、シェルトンは「日曜日には皆さんの力が必要だ」とファンに呼びかけた。

「僕は本気でタイトルを狙っている。コートですべてを出しきるつもりだ。アメリカのために一緒に勝ちましょう!」

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写真◎Getty Images

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