ルバキナが初の世界1位を決めた大会で初優勝、グランドスラム今季2冠&通算3勝目「どういう訳かすべてがうまく嚙み合った」 [USオープン]

写真はキャリア3度目のグランドスラム制覇を果たしたエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-4 5-7 6-2で倒して栄冠に輝いた。

 グランドスラム本戦でプレーするのが29回目となるルバキナが決勝で勝ち星を挙げたのは1月のオーストラリアン・オープン以来でキャリア3度目(1敗)となるが、全米では昨年の大会で4回戦まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績だった。

 第5ゲームでブレークに成功して第1セットを先取したルバキナは5-6から唯一のサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って2時間21分で勝利を決めた。

 最後のゲームで迎えた2度目のチャンピオンシップポイントで12本目のサービスエースをセンターに決めたルバキナは、左の拳を軽く握りしめるだけだった過去2度よりも大きなリアクション(両腕を挙げてガッツポーズ)で勝利を祝った。

 WTA1000のトロントで決勝に進出したルバキナはハードコートの前哨戦2大会で8勝2敗の戦績をおさめたが、イガ・シフィオンテク(ポーランド)に対するシンシナティの準決勝は左足首のケガで途中棄権(シフィオンテクから4-1)を強いられていた。

 ふたりはこれが18回目の対決だったが、2連敗中だったルバキナが8勝目を挙げた。これまでにグランドスラム決勝の舞台では全豪で2度対決しており、1勝1敗(2023年:サバレンカから4-6 6-3 6-4、26年:ルバキナから6-4 4-6 6-4)と星を分け合っていた。

「正直に言って、今は言葉が見つからない。大会前はこんな結果になるとはまったく予想していなかった。ちょっとしたケガを抱えていたけど、どういう訳かすべてがうまく嚙み合った感じがする」とルバキナは表彰式のスピーチで話した。

「この大会には10年くらい出場してきたけど、一度もいい結果を残せていなかった。だからこそ本当に信じられない。ニューヨークがますます大好きになったわ」

 女子は上位4人が大会後に世界ランク1位の座に就く可能性を持っていたが、ルバキナはベスト4に進出した時点でWTAランキング史上30人目の世界ナンバーワンになることを決めていた。

 28歳のサバレンカは3月に『サンシャイン・ダブル(インディアンウェルズとマイアミのWTA1000シリーズ連続優勝)』を達成するなど今季前半のハードコートで23勝1敗と圧倒的な戦績を残したが、8月にプレーしたWTA1000シリーズ2大会では4勝2敗とやや低迷した時期を過ごしていた。

 今大会で99週間(通算106週間)維持してきた世界1位の座を失うことになったサバレンカは2012~14年に成し遂げたセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)以来のUSオープン女子シングルス3連覇を目指していたが、今季の四大大会は無冠に終わった。

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写真◎Getty Images

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