ファンクォトが前年決勝の雪辱を果たして初優勝、デ グロートのグランドスラムでの連勝は「14」でストップ [ウインブルドン・車いすの部]

今年3大会目のグランドスラム「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の車いすの部の女子シングルス決勝で、アニーク・ファンクォト(オランダ)が第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)との接戦を6-4 4-6 7-5で制し、初優勝を果たした。試合時間は1時間56分。

 両者は昨年の大会でも決勝で対戦し、デ グロートが6-3 6-2で勝っていた。

 28歳のファンクォトがグランドスラムのシングルスでタイトルを獲得したのは、2013年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)とUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に続いてキャリア3度目となる。

 今大会でのファンクォトは、1回戦でジウリア・カポッチ(イタリア)を6-3 6-2で、準決勝では第2シードの上地結衣(三井住友銀行)を6-3 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 昨年のウインブルドンからグランドスラム4大会連続でシングルスを制してきたデ グロートだったが、連勝は「14」でストップした。

 ふたりはペアを組んで第1シードで出場しているダブルスでも決勝進出を決めており、ファンクォトは単複2冠の可能性を残している。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、ステファン・オルソン(スウェーデン)とデ グロートがシングルスでタイトル防衛に成功。ダブルスではアルフィー・ヒュウェット/ゴードン・リード(ともにイギリス)が3連覇、上地はデ グロートと組んで5連覇を達成した。

※写真は車いすの部の女子シングルスで優勝を果たしたアニーク・ファンクォト(オランダ/左)と準優勝のディーダ・デ グロート(オランダ/右)
LONDON, ENGLAND - JULY 13: Aniek Van Koot of Netherlands (L) and runner up Diede De Groot of Netherlands (R) pose for photos following their the Ladies' Wheelchair Singles final during Day twelve of The Championships - Wimbledon 2019 at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 13, 2019 in London, England. (Photo by Matthias Hangst/Getty Images)

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