初の決勝進出を目指すクエリー、次はナダルと対戦 [ウインブルドン]

 第3シードのナダルは16連勝を引っ提げ、水曜日のクエリーに対する準々決勝に臨む。そこには、先月のフレンチ・オープンでの12度目の優勝も含まれている。

「いいプレーをしているときの彼(クエリー)は、すべてのサーフェスで非常に危険な男となり得る」とナダルは相手を警戒した。

「さらに、速いサーフェスでアグレッシブなテニスをし、彼がサービスを打つときには、恐らくいっそう危険な存在になるだろう」

 ナダルは月曜日にジョアン・ソウザ(ポルトガル)に対する6-2 6-2 6-2の勝利への過程で、一度も、ごく小さな問題さえ抱えなかった。ジョコビッチとフェデラーもまた、問題なく勝ち上がった。

 フェデラーは第17シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6-1 6-2 6-2で圧倒し、ジョコビッチもまたユーゴ・アンベール(フランス)に対して6-3 6-2 6-3の勝利をおさめる過程で同様のことをやった。

 水曜日に行われる準々決勝では、第1シードのジョコビッチが第21シードのダビド・ゴファン(ベルギー)と、第2シードのフェデラー(スイス)が第8シードの錦織圭(日清食品)と、また第23シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は第26シードのギド・ペラ(アルゼンチン)と対戦する。

 ジョコビッチ、フェデラー、ナダルの“ビッグ3”は、揃って24回目のグランドスラム大会準々決勝を戦うことになる。そして、そのうち20回で3人のうちのひとりが最終的に優勝を遂げている。

「彼らの覇権は驚くべきものだ。彼らはグランドスラムのタイトルを獲り損ねるように見えないし、滅多にマスターズのタイトルも逃さない」とクエリーは彼らを称えた。

「彼らは没頭し、集中しているーーここ15年というもの、来る試合、来る試合でね」

(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真はサム・クエリー(アメリカ)
LONDON, ENGLAND - JULY 08: Sam Querrey (USA) in action during his fourth round match at The Championships, Wimbledon, on July 8, 2019, at the All England Lawn Tennis and Croquet Club in London, England. (Photo by Cynthia Lum/Icon Sportswire via Getty Images)

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