19歳シフィオンテクが女子決勝に進出したもっともランキングの低い選手に [フレンチ・オープン]

 急成長を遂げているシフィオンテクは、ここ何年かテニス界のレーダーにかかっていた注目の若手だった。

 2018年ウインブルドンでジュニアの部シングルスでチャンピオンに輝いたシフィオンテクは、パリでもジュニアの部ダブルスでタイトルを獲得していた。そのときのパートナーは、最近ではコリ・ガウフ(アメリカ)とコンビを組んでいるキャサリン・マクナリー(アメリカ)だった。

 ニコール・メリカ(アメリカ)と組んだ女子ダブルスでも準決勝に勝ち進んでいるシフィオンテクは、パリで比類なき単複制覇の可能性を残している。実現すれば、2000年のメアリー・ピアス(フランス)以来の快挙となる。

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 シフィオンテクは早いタイミングでボールをとらえ、強いトップスピンをかけた力強いグラウンドストロークを放ってベースラインからの目覚ましいプレーでそれをやってのけた。その風の強い午後、シフィオンテクのパワーは23歳のポドロスカにとって手に余るものであり、シフィオンテクはウィナー数で「23対6」とポドロスカを大きく上回った。

 父親がオリンピックに出場したボート選手だというシフィオンテクの成功のもうひとつの鍵は、そのリターン力だった。彼女はバックハンドのウィナーを決めたあと、次のポイントでも強力なリターンでポドロスカのミスを引き出してブレークを果たすと3-0とリードした。彼女は1試合平均5.4ブレークという統計を引っ提げてこの試合に臨み、この日も5度のブレ―クを果たした。

 それから、予測が難しいファクターもある。シフィオンテクの競争心と根性だ。第2セットで一度サービスゲームを落として4-1とされたとき、彼女はラケットでベースライン近くの土を叩いた。それから彼女は仕事に戻り、すぐさまブレークを取り返したのである。

「私は“超”集中し続けているの。私は対戦相手にベストテニスをプレーさせはしないわ」とシフィオンテクは語った。「だから、土曜日にもそうすることができるよう願っているわ」。(APライター◎ハワード・フェンドリック&ジェローム・パグマイア/構成◎テニスマガジン)

※写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)
PARIS, FRANCE - OCTOBER 08: Iga Swiatek of Poland celebrates after winning match point during her Women's Singles semifinals match against Nadia Podoroska of Argentina on day twelve of the 2020 French Open at Roland Garros on October 08, 2020 in Paris, France. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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