イタリアのベレッティーニがグラスコートでブレイク、ツアー3度目の優勝 [メルセデス・カップ]
「メルセデス・カップ」(ATP250/ドイツ・シュツットガルト/6月10~16日/賞金総額75万4540ユーロ/グラスコート)のシングルス決勝で、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が第7シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4 7-6(11)で下し、ツアーレベルで3度目の優勝を果たした。
23歳のベレッティーニは第2セットで5つのセットポイントを凌いだ末に、グラスコートでは初となるタイトルを獲得した。彼のほかの2つのタイトルは4月のブダペストと昨年のグスタードで、双方がクレーコートで獲得したものだった。
これに先立ちオジェ アリアシムは、2月のリオデジャネイロ(ATP500)と5月のリヨン(ATP250)のクレーコート大会で決勝に進出したが、いずれも準優勝に終わっていた。
ベレッティーニは、シュツットガルトでの今週を通してプレーした自らのサービスゲーム50回のすべてをキープした。彼はオジェ アリアシムに対するこの日の試合で、一度もブレークポイントに直面しなかった。
試合後、ベレッティーニは「確かに一度もサービスゲームを落とさなかったが、すべての試合が接戦だった。多くの厳しい瞬間があり、踏ん張り続けることは精神的に非常にたいへんだったから、自分がやり遂げたことを本当にうれしく思うし、自分を誇りに思う」と話した。
一方、18歳のオジェ アリアシムは「今日、マッテオは強すぎた。僕は全力を尽くしたが、彼は重要な瞬間にいいプレーをした」と試合を振り返った。
「でも素晴らしい1週間だったし、またも決勝に、それも初のグラスコートでの決勝に至ることができて、試合をするたびに自分自身を驚かせている」
オジェ アリアシムは同胞のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が背中の故障で準決勝前に棄権したため、戦わずしてプロとしてはキャリア初のグラスコート大会における決勝進出を決めていた。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)
STUTTGART, GERMANY - JUNE 16: Matteo Berrettini ( ITA ) celebrates victory after the final match at Tennisclub Weissenhof on June 16, 2019 in Stuttgart, Germany. (Photo by Christian Kaspar-Bartke/Bongarts/Getty Images)
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