失格処分を受けたジョコビッチの罰金は総額26万7500ドル [USオープン]

今年ふたつ目となるグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月31日~9月13日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が線審にボールをぶつけてしまったため危険行為で失格処分を受けるという異例の事態が起きた。

 この失格でジョコビッチを襲った財政的ダメージは、総額26万7500ドルだ。その内訳は、彼が4回戦に進出したことで稼いだ賞金25万ドル、スポーツマンらしからぬ行為への罰金1万ドル、そして試合後の記者会見を拒否したことによる罰金7500ドルだ。

USオープン2020|トーナメント表

 罰金についての詳細が発表されたのは、ジョコビッチがサービスをブレークされたあとに怒って後方に打ったボールを誤って線審の喉に当てて失格となった翌日のことだった。

 グランドスラムのルールブックによれば、彼が受けた罰金の双方はそれぞれ最高2万ドルまで課される可能性があったものだという。

 これはかなり高い金額に聞こえるかもしれないが、ジョコビッチの収入を考えればそれほど大きなダメージではないだろう。彼ががキャリアを通して稼いだ賞金は1億4000万ドルを超えており、さらに何百万ドルもの巨額なスポンサー契約を結んでいるからだ。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真は3回戦でのノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)

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